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「最低賃金、奇襲作戦のようにかっぱらい通過」

最低賃金連帯、最低賃金委制度改善闘争に突入

ユン・ジヨン記者 2011.07.13 10:13

7月13日未明、最低賃金委員会が労働界委員を排除したままで使用者と公益委員 だけで2012年最低賃金を決めたことで、労働界をはじめとする市民社会団体は 『公益委員と使用者委員の野合によるかっぱらい通過』と反発している。

労働界委員で最低賃金委員会に参加してきたイム・ドンス民主労総政策室長は 「13日午前1時40分頃、民主労総委員が記者と面談している間を機会を利用して、 公益委員と辞任を表明した経営界委員が奇襲作戦を実行するように一気に駆け つけて会議を行った」とし「結局10分間で2012年の最低賃金がかっぱらい通過 した」と明らかにした。

これについて二大労総と市民社会団体などで形成された最低賃金連帯は、13日 午前9時30分、民主労総で記者会見を行い、最低賃金かっぱらいを糾弾し、今後、 最低賃金委員会制度改善闘争を行う意志を発表した。

民主労総のチョン・ウィホン首席副委員長は「今回のかっぱらいの過程で最低 賃金委員会の構造と運営、公益委員の選出基準の問題が幅広く形成された」と し「二大労総は来年までを見通して、最低賃金委員会を正常化して、政府から 独立的な社会的協議機構にする制度改善闘争をしていく」と強調した。

韓国労総のソル・インスク副委員長も、「今後、二大労総は最低賃金委員会の 制度改善のために法改善闘争を続ける。宣布式と記者会見などを共に進めていく」 と述べた。

最低賃金委員会は7月13日未明、13次全員会議を開いて、2012年の最低賃金を 前年より6%(260ウォン引き上げ)高い4580ウォンと決めた。週40時間なら月 957,220ウォン、週44時間なら月1,035,080ウォンだ。また、今回決定した最低 賃金は、公益委員が1日の朝、最後の仲裁案として提示した4580ウォン〜4620ウォ ンの範囲の最低ラインだ。労使委員は1日、公益委員の仲裁の提案に反発して、 集団辞任を表明した。

そのため最低賃金連帯は、最低賃金が公益委員の機械的な仲裁で決定されたた めに、2011年労使側の委員が辞任するという初めての事態が発生したとし、 最低賃金の決定方式に対する制度改善闘争を続ける方針を明らかにした。

最低賃金連帯は「最低賃金法一部改正法律案が2011年の定期国会上程を推進す る」とし「また、国民大討論会、各政党説明会などで、最低賃金制度を改善す る必要性と改善方法についての合理的な代案を用意し、独立した決定ができる 公益委員を選べるよう制度を改善する」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-14 04:48:56 / Last modified on 2011-07-14 04:48:57 Copyright: Default

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