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韓国:『明洞区域入居者対策委員会』発隊式を開催
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明洞強制撤去...「23年経っても貧民の生存権は踏みにじられる」

『明洞区域入居者対策委員会』発隊式を開催

ユン・ジヨン記者 2011.07.09 07:22

再開発と撤去で疲弊している明洞地域の商人が7月8日、明洞聖堂で『明洞区域 入居者対策委員会(対策委員会)』を構成して生存権闘争に突入した。

現在、明洞再開発地域である明洞1〜5区域のうち、2、3、4区域の入居者が強制 明け渡しをされる危機に置かれていて、すでにカフェ『マリ』を含む3区域の 入居者には明け渡し執行が行われ、撤去が進んでいる。

対策委員会を設置した2、4区域19世帯の入居者も4月26日、『賃貸借契約を解約 するから5月31日までに出て行かなければ強制明渡しをする』という通告を受け、 近い将来明け渡しの執行があると見通している状況だ。

お父さんと娘... 23年経っても、われわれは路上に追い出される

明洞区域入居者対策委員会のイ・クネ委員長は「23年経ってもこの社会は 何も変わっていない」と涙を見せた。

李委員長は3年間、夫でネパール国籍の亡命チベット人のミンス氏と明洞で 『ポタルラレストラン』を運営している。だがこの一帯が明洞再開発区域に 指定され、彼女と夫は職場を追われる危機に置かれた。

特に李委員長はすでに2回、職場から追い出され、強制執行にあっている状況だ。 彼女のお父さんは大宇造船下請業者労働者として働いて解雇された後、巨済島 で露店を始めた。だが一方的な露店撤去が続き、1989年に焼身して自ら命を 絶った。李委員長が10歳の時の事だ。

李委員長は「私が10歳の時、お父さんがなぜ身を燃やさなければならなかったのか 今分かるようだ」とし「お父さんが亡くなって23年経った今も無力な人々の 生存権は無惨に踏みにじられている」と吐露した。

一方、明洞再開発反対闘争をめぐり、宗教界をはじめ労働、政党、市民社会 団体が続々と集まっている。今回の発隊式にも民主労働党、進歩新党、21世紀 韓国大学生連合、露店労働連帯、カトリック ソウル大教区貧民司牧委員会、 ヒャンニン教会などが参加した。

再開発地域2区域に含まれているヒャンニン教会のハム・ムンドク牧師は「私た ちの戦いはもう龍山惨事を起こさない、さらに良い社会のための戦い」とし 「まだ闘争はぎこちなくて苦しいが、最後まで我慢して耐え、この戦いに勝利 しよう」と頼んだ。

また対策委は決議文で「反労働、反生命、反環境的な開発は、この時代で終わ らせなければならないという信頼でこの闘争を始めた」とし「明洞入居者対策 委は、私たちの怒りを皆の闘争に昇華させ、連帯と団結で最後まで戦い、必ず 勝利する」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-09 17:02:48 / Last modified on 2011-07-09 17:02:51 Copyright: Default

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