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竜山惨事2周忌追慕祭

「烈士の精神が残された者たちの心で燃え上がることを」

キム・ドヨン記者 2011.01.20 16:53

竜山惨事2周忌を迎えた1月20日午後12時、磨石牡丹公園で 故イ・サンニム、 ヤン・フェソン、ハン・デソン、イ・ソンス、ユン・ヨンホン烈士の追慕祭が 開かれた。

この席には烈士の遺族の他にも、ペク・キワン、オ・ジョンニョル、ペ・ウン シム先生をはじめとする市民社会の元老と、イ・ガンシル、チョ・フェジュ 竜山真相究明委員会共同代表、キム・ヨンフン民主労総委員長など、労働宗教社会 団体の代表と、キム・ヒチョル民主党議員、ユ・ウォニル創造韓国党議員、 クァク・ジョンスク民主労働党議員、アン・ヒョサン社会党代表などが参加して、 烈士を追慕した。

故イ・サンニム氏の夫人チョン・ジェスク氏は「忘れずに来てくれてありがとう」 と彼らに頭を下げた。「夫があいたがって愛していた息子がこの場にいなくて、 とても残念だ」と話しながら喉を詰まらせたりもした彼女は、「彼らが亡くなって 2年になるが、何も明らかになっていない」とし、「前へ進むために共にして くれると信じる。感謝する」と話した。

故ユン・ヨンホン氏の夫人、ユ・ヨンスク氏は「昨日、竜山惨事を扱った映画 を見て、亡くなった方々は『普通に』亡くなったのではないだけに、最後まで 真相究明と責任者を処罰するべきだという気持ちを堅く確かめた」と伝えた。 彼女は「責任者は彼らを亡くならせても、日本総領事に任命されたというのだ から、反対に行く国だと感じる」とし「彼らが安らかな気持ちで行き、負傷者、 拘束者すべての方のために必ず真相を究明する」と話した。

▲故イ・サンニム烈士の嫁チョン・ヨンシン氏が追慕祭に先立ち祭壇の上に置かれた花をなでている。

ナミルダン本堂の主任神父だったイ・ガンソ神父は追悼発言で「2009年1月20日 の後、大韓民国の歴史の時間は止まり、韓国社会は一日も進まずその場に留まっ ている」と話した。

彼は「我々が選挙で政権を譲り渡した李明博政権の実体が、彼らを大切な家族 から奪っていったが、事実彼らをこの場に横たわらせた最大の原因は、私たち が貧しい人々の持分を奪っても豊かさと繁栄を謳歌することができるという誤っ た信頼」とし「最近、周辺の家畜が肉処分される恐ろしいことが続いている。 だが2009年1月20日から貧しい人々は肉処分されてきた時代を私たちが忘れてい たんだという事実を今日また恐ろしい気持ちで気づかされる」と重く話した。

続いて彼は「今日この場は歴史の誤り、時代の誤りを彼らを通じて正すべきだ という決心の場だ」とし「寝ていた烈士の精神がここに集まった人の中で絶え ず燃え上がることを望んでいる」と話した。

▲イ・ユニョプ、ナ・キュファン、チョン・ミヨン作家が一か月ほどかけて製作した追悼碑.

この日の追慕祭では、イ・ユニョプ、ナ・キュファン、チョン・ミヨン作家が 彫刻した追悼碑の除幕式も共に行われ、オ・ドヨプ詩人が直接追悼詩を朗読し た。一時間ほどの追慕祭は、烈士の墓地に献花して終わった。

▲クォン・ミョンスク氏は夫故イ・ソンス烈士の遺影を持ってしばらく離せなかった。

▲追慕祭が終わってクォン・ミョンスク氏は夫に手紙を残した。「…それでもあなたは本当に幸せな人だね。皆さんが忘れずあなた方をこれほど懐かしがるのだから。元気で、次にまたきますね。愛しています。"

(訳者注: 追悼詩の翻訳省略)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-01-22 00:39:08 / Last modified on 2011-01-22 00:39:09 Copyright: Default

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