本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:竜山氾国民対策委への事後報復
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1293552022710St...
Status: published
View


「竜山氾国民対策委への事後報復」

チョ・フェジュ代表に懲役刑、保護観察、社会奉仕、罰金まで大量宣告

キム・ドヨン記者 2010.12.27 10:16

竜山氾国民対策委で共同代表をしていた竜山惨事真相究明委員会のチョ・フェ ジュ共同代表に対し、法院は懲役刑と共に保護観察を宣告した。竜山真相究明 委は、真相究明活動を監視し妨害するものと反発している。竜山惨事に関する 裁判で保護観察刑が宣告されたのは今回が初めてだ。

12月24日、ソウル中央地法刑事10単独裁判所(判事ヨム・キチャン)は『李明博 政権龍山撤去民殺人鎮圧汎国民対策委員会(竜山氾国民対策委)』共同代表を引 き受けたチョ・フェジュ代表に対し、一般道路交通妨害、特殊公務執行妨害な どの容疑を認め、懲役1年、執行猶予2年とともに保護観察1年、社会奉仕120時間、 罰金20万ウォンを宣告した。

これに対して前竜山氾国民対策委のチョ・フェジュ共同代表は「当然無罪なの に、司法府は竜山問題が終わった後に、これに関連した人々をまるで報復する かのように起訴し有罪判決をしている」とし「政治的判決」と一蹴した。彼は 続いて「まるで破廉恥犯に対するように保護観察、社会奉仕判決を下したのは 本当にひどい」と話した。

これに先立ち、検察は一般交通妨害などの容疑を適用し、懲役2年を求刑していた。

▲2009年10月26日、竜山惨事解決無期限断食の過程で連行されるチョ・フェジュ代表[出処:チャムセサン資料写真]

『竜山惨事真相究明および再開発制度改善委員会(真相究明委)』は、こうした 判決に対して「稚拙な事後報復的な判決で真相究明委活動を妨害するもの」と 糾弾した。

真相究明委は12月24日に声明を出して、今回のチョ・フェジュ代表への有罪の 宣告は、「チョ代表が葬式の後も惨事の真相究明と、もうひとつの竜山惨事を 防ぐ課題のために活動を続けているという点で、稚拙な事後報復的判決という だけでなく、今後の真相究明活動を妨害するためのもの」と批判した。

彼らは裁判所が保護観察1年と社会奉仕120時間を判決したことについても「自 分たちの監視網の中で更生が必要な犯罪者と烙印を押し、侮辱するもので、以 後、持続的にチョ・フェジュ代表と真相究明委活動を監視して足首を捉えると いうこと」とし「懲役判決よりさらにひどい厚かましい判決」と話した。

進歩新党も同日論評して「今回の判決は竜山惨事の正しい真相究明と再発防止 の努力に冷水を浴びせるもので、妨害行為と見るほかはない」とし「司法府は 6人のくやしい犠牲者を出した竜山惨事のような不幸な事件がまた韓国で起きる ことがないようにと努める真相究明委への不当な判決を撤回しろ」と要求した。

真相究明委はこのような判決に対し直ちに控訴する予定だ。彼らは「民主主義 と人権を願う常識がある国民は、チョ・フェジュ代表の無罪を確信する」とし 「控訴して権力者の稚拙な態度を細かく暴き出し、真実を糾明する粘り強い闘 いにする」と明らかにした。

1年たっても...警察、竜山氾国民対策委活動家を続々大量召喚

11月11日、大法院は最終的に竜山惨事のすべての責任を撤去民だけにかぶせる 決定を行い、法院が竜山惨事真相究明活動も不法とするのではないかという 憂慮も広がっている。

今現在も数十人の人権社会団体活動家と市民が竜山惨事真相究明活動で裁判を 受けている。竜山氾国民対策委共同執行委員長だったパク・レグン、イ・ジョ ンフェ氏の場合、一般道路交通妨害、集示法違反容疑などで検察はそれぞれに 5年4か月と4年を求刑し、過度な求刑だと批判されている。彼らへの1審宣告は 28日の予定だったが、法院は宣告期日を1月13日に延期した。ナム・ギョンナム 全撤連議長の控訴審宣告公判も27日に行われる予定だ。ナム・ギョンナム議長 は1審で懲役7年を宣告された。

一方、すでに1年前に活動を終えた竜山氾国民対策委活動をめぐる警察の捜査が 終わらず、現在も続いている。竜山真相究明委関係者によれば、24日、警察は 竜山氾国民対策委活動に関して16人に追加召喚状を出したことが確認されたと いう。これにより竜山惨事真相究明活動への法的攻防もさらに広がりそうだ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-29 01:00:22 / Last modified on 2010-12-29 01:00:24 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について