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韓国:悲劇の江南大路、用役班約100人がまた露天商強制撤去
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悲劇の江南大路、用役班約100人がまた露天商強制撤去

江南大路はまた修羅場に...露天商、焼身試みまで、露天商が嗚咽

ユン・ジヨン記者 2014.11.19 20:36

11月19日午後、江南大路に用役班約130人がまた押しかけた。 観光バス二台に分乗した用役班は二チームに分かれ、江南大路の両側から行政代執行を実施した。 一列に並んでいた10件ほどの露店は何も手が出せないまま大通りに捨てられた。 壊れて倒れた屋台や各種の食べ物が入り乱れ、江南大路はそれこそ修羅場になってしまった。

[出処:民主露天商全国連合]

用役班が撤収した後、露天商が50日間、野宿座り込みを続けていた座込場がまた涙の海になった。 江南大路で露店を運営していたある露天商が江南区庁の行政代執行に反発し、焼身を試みたためだ。 周辺にいた同僚や支援団体が阻止したため負傷者は出なかったものの、座込場の一部が焼けた。

悲劇の江南大路、用役班約100人が露天商強制撤去

江南区庁はこの日の午後3時40分頃から江南大路の露店の強制撤去を断行した。 約100人の用役班を動員し、商売をしていた屋台を押し倒す方式だ。 強制撤去を阻止しようとする露天商との衝突も続いた。 ある露天商は強制撤去を阻止しようとしてメガネが壊れて顔を負傷し、 市民社会団体の関係者は首を負傷して病院に運ばれた。 江南大路辺で起きた用役班と露天商の衝突は午後5時10分頃まで、何と1時間30分程続いた。 約2週間でまた繰り返された暴力的代執行だった。

この日は汎市民社会団体と政党、労働界などが江南区庁の暴力的な露店摘発中断を要求して「共同対策委員会」を設置した日だった。 約30の市民社会団体はこの日の午前、江南区庁の前で 「江南大路露店弾圧反対市民社会共同対策委員会」発足記者会見を行い、江南区庁側に対話を要求した。 記者会見の後には民主露天商全国連合(民主露連)の関係者二人が江南区庁を訪問し、対話を要請した。 だが最後まで対話を拒否した江南区庁は、数時間も経たないうちに大々的な強制撤去を断行した。

民主露連西江地域連合会のイム・テワン首席副地域長は 「民主露連の事務局長と共に江南区庁を訪問し、担当者と対話をしたいといった。 だが担当者のキム某主任は対話する理由がないと言って出て行ってしまった。 われわれは対話をしようとメモを残して江南区庁を出た」とし 「だが江南区庁は対話の要求を無視し、いくらも経たないうちに暴力的な蛮行を行った。 まさかここまでやるとは思わなかった」と説明した。

[出処:民主露天商全国連合]

[出処:民主露天商全国連合]

また彼は「用役班が屋台を引っぱってめった打ちにし、ヒジで顔を攻撃した。 リヤカーにあるチェーンを切ると言って、脅迫的に道具を持ち出した」とし 「露天商は強制執行を防ぐために用役をつかまえているだけで、殴ったり暴力は使わない。 だが用役は営業ができないように屋台を壊し、打撃を与えて写真を撮り、警察に告発している」と付け加えた。 今まで区庁から告発された露天商や指導部は約20人に達する。 そのうち1人はすでに拘束された。

億台の行政代執行費用も露天商に請求される。 企業が損賠仮差押えで労働者を圧迫するのと似た手法だ。 区庁は民主露連江南地域長に3億7千万ウォンの執行費用請求を通知し、 江南支部支部長に対しては2億8千万ウォンの執行費用請求作業を進行中だという。

江南大路が再び修羅場に...江南露天商焼身試みまで、露天商ら嗚咽

江南区庁と用役班の強制撤去の直後、江南大路には10件ほどの露店の屋台が壊され、修羅場になった。 売る前の食物が道路の上に散らばった。 通行人が歩みを止めて修羅場になった屋台を見守った。 茫然自失した露天商らは屋台の周囲で地団駄を踏み、三々五々集まって鬱憤を晴らした。

露天商のキム某(54・女)氏は 「商売をしていると突然用役が押しかけてきた。 沸いた湯の前で商売をしていると、かまわずに屋台をひっくり返してしまった」とし 「毎日用役が押しかけるかと思って不安で恐ろしい。 いつ屋台が壊されるかもしれず、毎日座込場で仮眠している。 江南区庁はずいぶんお金もあるようだ。 数億の予算を用役を雇うのに使っている」と鬱憤を晴らした。

キム氏は10年以上、良才洞で露店を運営してきたが追い出され、江南大路に流れてきた。 だが江南大路に露店を開くとすぐ暴力的摘発が始まった。 キム氏は「良才洞で露店を運営してきたが、私たちがいない未明の時間にそこに花壇を作り、溶接してしまった」とし 「今まで奪われた屋台は3台になる。 前は罰金を払えば屋台を返してもらえたが、今は返してもらえない。 江南通りに来てから1か月程になるが、また暴力摘発に苦しむことになった」と声を高めた。

江南区庁と用役班が撤収した後、江南大路に設置された座込場がまた修羅場になった。 午後7時頃、江南大路で露店を運営していたある露天商が焼身を試みたからだ。 現場にいたある関係者は「露天商1人が『死んでもここで死ぬ』と言って座込場にガソリンをまいて焼身を試み、周辺にいた同僚がこれを阻止して彼を座込場の中から引き出した」とし 「幸い怪我をした人はいない状況だが、座込場の一部が焼けた」と説明した。

焼けた座込場の前で同僚の露天商たちは嗚咽した。 露天商らは「合法的に露店を運営させてくれと、あれほど頼み込んだのに、 江南区庁は私たちとは対話もしようとしない」とし 「頼むから私たちを暮らせるようにしてくれ。 貧しい人も江南の通りで暮らせるようにしてくれ」と泣いた。

貧民解放実践連帯のチェ・オス対協局長は 「江南大路で一触即発の状況が続いている。露天商の命まで脅かされている状況」とし 「市民の歩行権のために摘発すると説明しているが、現在の用役の態度は馬車をひっくり返していて、市民の歩行権の不便を加重している。 用役の態度は摘発というよりも単なる乱暴だ。 露店は絶えず対話を要求している」と説明した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-11-20 15:38:46 / Last modified on 2014-11-20 15:38:47 Copyright: Default

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