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『竜山惨事』撤去民控訴審でも重刑を求刑

検察、竜山惨事櫓籠城者に8年から5年を求刑...宣告は24日

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キム・ヨンウク記者/ 2010年05月10日23時50分

『竜山惨事』撤去民籠城者の控訴審結審公判で、検察が籠城者たちに1審と同じ く懲役8〜5年を求刑した。

5月10日、ソウル高裁刑事7部(金イヌク部長判事)の審理で開かれた決審公判で、 検察は竜山4商工撤去民対策委員会委員長のイ・チュンヨン氏など2人に対して 懲役8年を求刑し、1審で執行猶予が宣告されたチョ某氏とイム某氏には各々懲 役6年と懲役5年を求刑した。検察はまた、検察側が控訴しなかったチョン某氏 など残りの5人には1審の宣告刑を維持するよう意見を出した。

検察は「被告人イ・チュンヨンは籠城者の離脱を防ぐために壁を設置して、櫓 の4階にシンナーと火炎瓶を移すように指示するなど、主導的に籠城に関与した」 とし、「李氏が被疑事実を最後まで否認し警察官の死亡にも反省せず、被害補 償の最低限の措置も取らなかった」と重刑を求刑した理由を明らかにした。

弁護団は最後弁論で、△特殊部隊員全員が2次鎮圧当時に火炎瓶を見なかったと 述べ、他の発火可能性があり、△警察が現場の状況を正確に判断せず無理に警 察特殊部隊を投入し、△用役との協調の違法性が提起されるなどの問題があっ たと指摘した。

また、1審の過程で検察が隠していた警察陳述調書約2千ページを見ると、△何 も作戦計画のとおりに行われず、△鎮圧マニュアルも守られず、△特殊部隊員 を何も知らない状態に追い込んだ指揮部の責任回避の陳述がほとんどだと明ら かにした。

結論として、「無理に焦って公権力を投入して惨事を呼んだ」とし「出火の原 因もわからず、公権力も正当ではないので、これを前提にした特公妨致死傷罪 は無罪」と主張した。

一方、検察による重刑の求刑に対して竜山惨事真相究明委員会は声明を出し、 「検察は何の法的根拠もなく再び無理な求刑を乱発した」とし「トッコム、ス ポンサー検事に続き、公安検察、政治検察という汚名を脱することができず、 社会的弱者である撤去民だけに一方的に過度な罪を問う検察を強く糾弾」する と立場を明らかにした。

竜山惨事は昨年1月にソウル市龍山区のナミルダン・ビル屋上に櫓を設置して、 生存権保障と龍山4区域再開発に反対する占拠籠城をする過程で警察が公権力を 投入したことで火災が発生、警察1人と撤去民5人が死亡した事件だ。

控訴審宣告公判は5月24日午後2時に開かれる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-05-11 02:17:55 / Last modified on 2010-05-11 02:17:55 Copyright: Default

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