韓国:大邱出入国管理所の人間狩り、移住労働者が重傷 | |
[MenuOn] Home | ニュース | イベント | ビデオ | キャンペーン | 韓国 | コラム | About | Help [login ] | |
大邱出入国管理所の人間狩り、移住労働者が重傷大邱移住連帯会議、滞留ビザ発給と強制摘発即刻中断などを要求
チョン・グンベ大邱駐在記者/ 2010年04月09日16時22分
大邱出入国管理事務所の無理な摘発で、また移住労働者が重傷を負う事件が起 きた。4月7日午後3時頃、大邱出入国管理所の摘発から逃げようとした1人のカ ンボジア移住労働者(27歳)を入管職員が追い掛け、近くの野山に逃げ込んで 断崖から転落、頭、顔面、足に重傷を負った。 ▲被害移住労働者の姿[出処:Be Minor] これについて移住労働者人権/労働権実現のための大邱地域連帯会議(以下大邱 移住連帯会議)は4月8日午後1時30分、大邱出入国管理所前で緊急記者会見を開 き、暴力取締りで被害を受けたカンボジア移住労働者についての責任糾明と暴 力的な強制摘発の中断を要求した。 大邱移住連帯会議のイム・ボンナム執行委員長は「入管職員を見て工場の近く の山に逃げ込み、断崖から転落した」とし「現在、頭、顔、両足に深い傷を負 いO大学病院に入院している」と説明した。 イム執行委員長は「こんな状況になっても、大邱出入国側は事態の責任を回避 するために、自分たちの責任ではなくむしろ『倒れた人を人道次元で連れてき た』、『われわれは良いことをした』と話している」と明らかにした。また、 イム執行委員長は「当時の摘発を隠すため摘発道具(手錠、無線機、摘発服装な ど)を黒いビニールで覆い、隠した」と伝えた。 大邱移住民宣教センターのパク・スンジョン牧師は「移住労働者はなぜこれほ ど命がけで逃げなければならないのかわからない」とみじめさを隠さず、「死 ぬほど恐ろしいのが摘発、強制追放であることを改めて実感する」とし、移住 労働者の権利の全面的な合法化を要求した。 ▲8日遅れた1時30分、移住労働者人権/労働権実現のための大邱地域連帯会議は大邱出入国管理所の前で緊急記者会見を行った。[出処:Be Minor] 大邱移住連帯会議は記者会見文で「昨日発生したカンボジア移住労働者の暴力 的な摘発は、彼らの話が真っ赤な嘘であることが明明白白にあらわれた」と指 摘し、このような状況でも自分の誤りを隠そうとする破廉恥な態度を取ってい る大邱出入国管理事務所を強く糾弾した。 また「法の名で国家暴力が正当化され、公務執行の名で人権が徹底的に無視さ れるのが大韓民国」とし「滞留期限を越えたという理由で犯罪者扱いし、権利 を無惨に踏みにじる」現実の改善を要求した。 大邱移住連帯会議は大邱出入国管理所側に被害移住労働者の治療と全般的な責 任の認定、安定的治療のための滞留ビザ発給、再発防止の約束と強制摘発の即 刻中断を要求した。 一方、大邱移住連帯会議の関係者によれば、事故に遭った移住労働者は一日に 12時間以上工場で働き、月85万ウォンの賃金しか受け取っておらず、このうち ほとんどをカンボジアの家族の生計と弟の学費補助に使い続けたと話した。 (記事提携=Be Minor) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2010-04-19 02:03:07 / Last modified on 2010-04-19 02:03:12 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |