韓国:入管職員移住労働者の暴行映像が波紋 | |
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入管職員移住労働者の暴行映像が波紋「割当量」めぐり一斉摘発... 墜落・死亡事例が頻繁
キム・ヨンウク記者
batblue@jinbo.net / 2009年04月10日13時50分
法務部太田出入国管理事務所の職員が4月8日に未登録移住労働者を摘発する過 程で深刻な暴行をしている映像が公開され、波紋が生じている。これまで未登 録移住労働者の摘発過程で法務部職員の無理な摘発は深刻な問題になってきた が、実際の暴力的な摘発場面が映像に撮影され、問題になったのは初めてだ。 今回の映像を撮影して公開したジュンド日報は「4月8日午後3時30分頃、大田市 儒城区タムニプ洞のうどん屋に短期ビザで働いていた中国人女性2人を大田出入 国管理所摘発班員が摘発した過程で、女性の顔と首を攻撃する場面がカメラに 捕えられて衝撃を与えている」と報道した。 ジュンド日報の映像ニュースには、摘発班員の男性二人がエプロンを着たまま の女性を上着が脱げるほど強く引っ張って車に乗せる場面が公開された。泣き ながら頼むこの女性に摘発班員が激しく首を殴る姿も捉えられている。 ▲出入国管理所摘発班員が車に乗せた女性移住労働者の首を攻撃している。[出処:ジュンド日報映像ニュース キャプチャー] しかし今回の暴力場面は移住労働者や関連団体で活動する人々にはおなじみの 場面だ。 移住労組は「昨年11月、磨石の大規模な一斉強制摘発の時は扉を壊して入り、 威嚇してトイレにも送らず、女性に路上で用便をさせた」と暴露した。また 「先月は安養地域で窓を破って入り摘発し、三歳の子供まで摘発した事例に加 え、妊婦まで摘発して社会的に問題になった」と述べた。 摘発の過程で発生する負傷と死亡も多い。昨年1月にはソウル市鍾路区のあるホ テルで働いていた中国同胞の権某氏が摘発の過程で8階から墜落して亡くなった。 昨年4月には南揚州磨石のソンセン工団の摘発でバングラデシュ国籍の未登録移 住労働者1人が摘発から逃げて3階から墜落し重傷を負った。 移住労組は「今回の事態は法務部がどれほど暴力的な摘発をしてきたのか生き 生きと見せる」とし「彼らには移住労働者が人間狩りの対象か」と強く糾弾した。 チョン・ヨンソプ移住労組事務次長は「法務部は今回の事態で摘発の手続きを ちゃんと守っているというが、手続きを守って解決する問題ではない」と断言 した。チョン・ヨンソプ事務次長は「今回の映像では手で殴るだけだが摘発班 は棒、スタンガン、網銃などを持ち歩き、いつ使うかわかない状況」と説明し た。チョン事務次長は「入管が割当量を決めて摘発を増やしているので、いつ でも反人権的で暴力的な状況が発生する」と指摘した。 一方、民主労総大田地域本部と進歩新党大田市党、大田移住労働者連帯などの 地域団体は、9日に大田地方検察庁にこの事件に関する告発状を提出した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2009-04-13 03:35:17 / Last modified on 2009-04-13 03:35:18 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |