韓国:出入国管理所、また移住労働者を強制摘発 | |
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強制摘発しないと言った出入国管理所、また移住労働者を強制摘発7日慶州で12人摘発、これに抗議した人権団体会員12人を連行
チョン・ヨンギル修習記者 2011.11.08 11:30
出入国管理所が、未登録移住労働者の強制摘発を行った。摘発では、ミランダ 原則を守らず、強制摘発に抗議する人権団体会員を逮捕するなどの人権侵害が 提起され、問題になっている。 11月7日午後、慶北道慶州市の外東工団で大邱出入国管理所の職員が未登録移住 労働者の摘発を行い、12人を連行した。この過程で警察は摘発に抗議する 『移住労働者人権労働権実現のための大邱慶北地域連帯会議(大慶移住連帯会議)』 所属の会員4人を連行した。 ▲出入国管理所の未登録移住労働者摘発に大慶移住連帯所属会員が抗議[出処:大慶移住連帯会議] 警察は未登録移住労働者が大邱出入国管理所に護送されていることを知り、 大邱空港に抗議訪問をした大慶移住連帯会議所属会員8人も連行した。 大邱出入国管理所が摘発した12人の未登録移住労働者は、清州外国人保護所に 移送された。抗議の過程で警察に連行された大慶移住連帯会議の会員は8日午前 1時頃に解放された。 11月1日、大慶移住連帯会議の会員は、大邱出入国管理所長と面談した。出入国 管理所長は、面談で未登録移住労働者に対する事業場摘発時緊急保護命令書を 提示して、事業主の同意を求めると約束した。しかし11月7日、出入国管理所は 摘発の前に緊急保護命令書を提出しなかったという。また事業主の同意も受け ずに進められた。 大慶移住連帯会議は強制摘発に強く抗議した。彼らは「大邱出入国管理所長は 強制摘発をしないと約束した当日、タルソン工団にある事業場に入り、事業主 の同意を得ず一方的に摘発をしただけでなく、電気衝撃器まで使った不法な 強制摘発をした」とし「また、慶州の外東工団で不法な強制摘発をしたため、 これに抗議した大慶移住連帯会議会員12人を警察公権力は、公務執行妨害で 連行した」と抗議した。 大慶移住連帯会議は「出入国管理所が人権を守るというが、昨日、移住労働者 の不法強制摘発に抗議する活動家に暴言を吐き、指を折るような行動まで取っ た」とし「私たちにこんな行動するのだから、移住労働者にはどんな行動をす るのか火を見るより明らかだ」と出入国管理所の人権意識を批判した。 大慶移住連帯会議は8日の午前11時、大邱出入国管理所の前で記者会見を行って 抗議訪問をした。 大慶移住連帯会議のイム・ボンナム執行委員長は、「摘発過程での暴行や人権 侵害、保護命令書不提示、ミランダ原則不告知、摘発車両の中での長時間監禁 など、未登録移住労働者をまるで人間ではないかのように扱う」とし「出入国 管理所が謝罪して、約束した内容を文書で提出するまで座り込みを続ける」と 明らかにした。 政府は11月の一か月間、未登録移住労働者の集中合同摘発を進めると明らかに した。10月27日、ベトナム賭博現場に警察が奇襲摘発を実施し、ベトナム人未 登録移住労働者2人がビルの4階から墜落して死んだ。警察の過剰摘発が、移住 労働者を死に追い立てたという反発が続いたが、未登録移住労働者の摘発が行 われ、出入国管理所と警察は非難を免れないものと見られる。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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