韓国:移住労働者集中摘発に『守備隊』発足 | |
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移住労働者集中摘発に『守備隊』発足移住労働者集中摘発監視活動...集中摘発の撤回を要求
キム・ヨンウク記者
batblue@jinbo.net / 2009年10月08日17時02分
法務部が未登録移住労働者たちに対して10月12日から12月まで大々的な摘発を 行うと発表したことをめぐり、人権労働社会団体が政府の不法な摘発の態度を 監視することになった。これらの団体は、10月8日にソウル市陽川区出入国管理 所前で『移住労働者権利守備隊』発足記者会見を行い暴力的な集中摘発を糾弾 した。 移住労働者権利守備隊は、移住共同行動、外国人移住労働協議会など個人およ び団体で集中摘発監視団を構成し、摘発状況共有と摘発日誌を作成する計画だ。 また情報提供があれば摘発現場に出て行って対応もする。彼らは各地域と事業 場などに移住労働者摘発反対の横断幕もかける予定だ。 記者会見に参加した民主労総のパン・ミョンジャ副委員長は、「誤った政策で 移住労働者が人権の死角地帯に追いやられ、労働基本権さえ保証されない」と し「政府は移住労働者を貧困に追いやる摘発追放と不法監禁など暴力摘発を即 刻中断しろ」と要求した。 ソウル外国人労働者センターのイ・ジェサン事務局長は、「移住労働者シェル ターには、いわゆる未登録予約者がいる」とし「一日に2-3か所に職探しに出か けるが、彼らは職を見つけられず夕方にまたシェルターに留まる」と実状を伝 えた。イ・ジェサン処長は「政府の無分別に入れるだけの制度のために、暴力 摘発で移住労働者らは怪我をしたり生命を失うことになる」と糾弾した。 雇用許可制で入国して働くフィリピン労働者のM氏は「韓国にいた3年間、恐怖 と不安な感情を感じた」とし「頑張って働けば良いことがあるという希望を持っ ていたが、われわれはもはや危険な機械の前で目を覚ましていることも難しい 状況」と話した。M氏は「工場の寄宿舎で寝ていて亡くなったある移住労働者は、 毎日午後5時半から翌日午後2時までの殺人的な労働で死んだが、保険処理も受 けられず、お母さんは遺体を運ぶために借金しなければならなかった」と移住 労働者の現実を伝えた。 外国人移住労働運動協議会のイヨン事務局長は、「法務部は摘発過程の適法な 手続きと人権保護準則を作ったが、移住労働者宿舎に無断に入って摘発し、手 錠で頭を殴り、10針を縫う怪我をした」と法務部を非難した。 この日の記者会見に参加した『移住労働者権利守備隊』は、「政府が法秩序確 立を強調して未登録滞留者を韓国に留まらせてはいけないと話すが、政府自身 が摘発の過程であらゆる不法行為を行っている」とし「移住労働者の差別ない 権利を擁護してきた韓国の市民、社会、労働運動陣営が力を集め、政府の不当 な政策に対抗する」と宣言した。 彼らは「未登録移住労働者問題を解決するためには、暴力的な強制摘発でなく 自分の意志とは無関係に未登録者になる不合理な制度を改善しろ」とし「未登 録移住労働者の合法化、人権と労働権保障、摘発追放政策中断を要求する」と 明らかにした。 移住労働者権利守備隊は、移住労働者差別撤廃と人権労働権実現のための共同 行動、外国人移住労働運動協議会所属の団体と個人の参加で構成される。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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