韓国:命を失いかけた移住労働者、チャオフェ | |
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命を失いかけた移住労働者、チャオフェ法務部過剰殺人摘発糾弾蔚山対策委(仮)を組織
蔚山労働ニュース
http://www.nodongnews.or.kr / 2008年09月05日11時39分
8月26日午後9時頃、釜山出入国管理所所属法務官のチョッキを着た20人が蔚山 市中区ウジョン洞の住宅街に押しかけた。この建物の4階には未登録移住労働者 (政府は不法滞留者と呼ぶ)が集団居住していて、彼らは建設現場で日雇い労働 者として働いていたという。 ▲移住労働者チャオフェ氏が法務部の過剰殺人摘発に恐怖に震えて4階から飛び降りた。 釜山出入国管理所は8月が始まり、大々的な未登録移住労働者摘発を繰り広げた。 蔚山も例外ではなかった。この過程に中国人チャオフェ(34歳、男)氏が4階から 墜落した。 9月3日、蔚山移住民センターは一歩遅れてこの事故の情報提供を受け、中国人 チャオフェ氏が脳出血と頭蓋骨折で応急手術を受けた後、保護者もないままト ンガン病院の集中治療室にいることを確認した。4日、救急車でトンガン病院に きたという事実を追跡し、中区城南洞119中部消防署で事故が発生した住所を確 認し、訪ねて行ったが移住労働者が集団居住していたという事実を確認するこ とができただけだった。 ビルのオーナーに電話をしたが、摘発があった翌日、摘発から逃げた移住労働 者は全員出て行ったという回答だけが戻ってきた。ビルのオーナーは彼らを管 理していた人がいたとは言うが、連絡先は知らないといった。 トンガン病院の関係者は同日、法務部の過剰摘発で、一人の中国人労働者が保 護者もなく集中治療室で頭骨折手術を受けて生死の境をさまよい、4日の午後3 時頃に一般病室に移されたが、体調が好転し次第、腕の骨折手術をまたしなけ ればならないと話した。 チャオフェ氏は移住労働者が集団居住している建物に20人ほどの法務部職員が 押しかけ、手当たり次第彼らを捕まえようとして修羅場になった空間で、恐怖 のあまり4階から飛び降りるほかはなかったと証言した。チャオフェ氏の他に、 26人の移住労働者はみな捕まって行ったという。 蔚山移住民センターは、地域労働市民団体に「殺人摘発をする釜山出入国管理 所糾弾および摘発追放中断、未登録移住労働者全面合法化のための蔚山対策委 (仮称)」の構成を提案し、9月4日午前10時に初の会議をした。 参加主体は蔚山移住民センター、蔚山労災追放運動連合、民主労総蔚山本部、 蔚山労働法律院、進歩新党蔚山市党準備委員会、北区非正規職労働者支援セン ター、蔚山人権運動連帯、蔚山市民連帯、現代重社内下請支会だ。 対策委は9月5日には釜山出入国管理事務所抗議を訪問し、8日に蔚山市庁記者会 見をして、入管の公式な謝罪と摘発者の処罰、法務部の摘発中断、摘発班員解 体、被害者へのすべての治療費と災害補償費全額補償および慰謝料、介護人要 求、未登録移住労働者全面合法化を要求することにした。 トンガン病院の院務科に確認した結果、4日の午後4時までで治療費だけで1540万 ウォンかかっている。蔚山移住民センターのペク・ソンヨン幹事は、「法務部 の未登録移住労働者の摘発過程で起きた移住労働者への人権侵害と暴力取締り は、一日や二日のことではない」と話した。 危うく他国で命を失いかけているチャオフェ。法務部の過剰殺人摘発で未登録 移住労働者が人権死角地帯に置かれているという事実があらわれている。 ▲チャオフェ氏が飛び降りた建物 ▲中国語になった韓国語会話の本が部屋片隅に主人を失って置かれている。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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