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摘発から逃げようとした磨石公団移住労働者、3階から墜落して重態

移住労組、「『不法』集団は移住労働者ではなく法務部」

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2008年04月17日16時06分

法務部の無理な未登録移住労働者摘発により、ひとりの移住労働者が重傷を負った。

4月16日午前8時30分頃、南揚州磨石のソンセン工団で、法務部出入国管理局の 職員が未登録移住労働者に対する摘発を行い、10数人を摘発した。この過程で バングラデシュ国籍の未登録移住労働者1人が摘発から逃げようとして3階から 墜落した。

▲摘発を避けて墜落、両足を折った移住労働者が病院に運ばれた。[出処:外労協]

墜落した移住労働者は両足骨折など4ヶ所を骨折し、南揚州磨石援兵院に移送さ れた。これ以外にも数人の移住労働者が摘発から逃げようとして足と腕などに 傷を負った。法務部の南揚州磨石公団摘発は今年になって4回目で、職員の力の 行使や強制力も強まっているという。

この数年間、法務部の未登録移住労働者摘発で多くの移住労働者が命を失った り大怪我をする事故が頻発しているが、全国的な強制摘発は続いている。1月に もソウル市鍾路区の某ホテルで働いていた中国同胞の権某氏が、摘発の途中に 8階から墜落して死亡した。

このような副作用を産みながら、強制摘発が行なわれているが、摘発を強化し た2004年以後、むしろ未登録移住労働者の数は増え続け、問題の解決になって いないという指摘もある。

外国人移住労働運動協議会(外労協)はこの日声明を発表して「移住労働者への 非人間的な『ハンティング』を即刻中断しろ」と要求した。外労協によれば、 今回の摘発は民間施設の工場に入るにあたり、建物の主や雇い主にこの事実を 事前に知らせない『無断侵入』だったという。外労協は「政府が自ら法規に違 反する現実に怒りを禁じ得なくい。移住労働者たちを『人間狩り』の対象とす る非人間的政策を即刻廃棄しろ」と明らかにした。

▲強制摘発から数時間後、磨石公団の移住労働者がシャロームの家の前で糾弾集会を開いた。[出処:外労協]

ソウル京畿仁川移住労働者労働組合(移住労組)は同日声明書で「政府と言論は、 未登録移住労働者を不法だと非難して攻撃するが、人間狩り摘発を続けて移住 労働者の権利は眼中にもない法務部と摘発班こそ、真に不法を行う集団」と糾 弾した。合わせて「政府による抑圧的で差別的政策で、ひどく苦しんできた移 住労働者たちを犯罪者集団と罵倒し、これを口実として暴力的な摘発を強化す る卑劣な行為を中断しろ」と要求した。

一方、磨石公団で働く移住労働者2百余人もこの日午後1時に磨石「シャロームの 家」の前で集会を開き、今回の摘発を強く糾弾した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-05-05 18:35:20 / Last modified on 2008-05-05 18:35:21 Copyright: Default

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