韓国:連帯保証人に移住労働者診療費を転嫁したソウル大病院 | |
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連帯保証人に移住労働者診療費を転嫁したソウル大病院「公共性に合意して、訴訟で診療費を請求するとは」
チョン・ムンギョ記者
moon1917@jinbo.net / 2008年12月02日18時34分
移住労働者団体の活動家がある移住労働者の生命が危篤で、病院に同行した。 病院側は、韓国人が連帯保証をしなければ治療はできないと言い、彼は急な心 に連帯保証をした。結局、移住労働者は死んだが、病院は連帯保証人だった移 住労働者団体活動家に診療費を請求した。 訴訟で移住労働者の診療費を要求したソウル大病院 議政府移住労働者センターの事務局長、イ・ソンファン氏の話だ。バングラデ シュから来た移住労働者、マンシャリプルモハム氏が心筋梗塞と心臓疾患で危 篤になり、議政府聖母病院から救急車で護送され、ソウル大病院に入院した。 心臓手術をしたが結局10月1日に死亡した。入院初期、1~2千万ウォンの病院費 が予想されたが、手術後に集中治療室で補助装備を着用する時間が長びき、治 療費は4千3百万ウォンと急激に増えた。 結局シャリプルモハム氏がソウル大病院に移動した時、連帯保証をしたイ・ソ ンファン氏に病院費が請求され、募金と後援で約2千2百万ウォンの治療費を納 入できた。しかし死体を母国のバングラデシュに送るための塩処理費用、冷凍 保管料、航空料など4百万余ウォンをさらに募金しなければならなかった。 3年たった10月22日、イ・ソンファン氏にソウル中央法院から履行勧告決定書類 が到着したという。ソウル大病院が請求した診療費約1千800万ウォンを仮執行 するという内容だった。イ・ソンファン氏は診療費を払わず、財産が仮差押さ えられかねない状況に追い込まれた。こうしたことはイ・ソンファン氏だけで なく、移住労働者団体に働く活動家にとって一二度ではないという。 連帯保証国政監査指摘にも、連帯保証人に診療費を最後まで請求 移住労働者の病院費を移住労働者団体の活動家が抱え込む理由は、病院が患者 の連帯保証人を要求する慣行による。こうした慣行は移住労働者だけでなく、 診療費支払能力が低い患者すべてに行われている。 大型病院の連帯保証の慣行が今年の国政監査で問題になった。保健福祉家族部 のチョン・ジェヒ長官は「直すべき問題」としながら「患者が連帯保証のため に診療されない問題を解決し、医療機関の苦情も少なくする方法で苦悩してい る」と答えた。 国政監査で連帯保証の慣行が問題になっても、ソウル大病院は訴訟でイ・ソン ファン氏に診療費を請求したわけだ。これに対して移住労働者団体は公共病院 のソウル大病院で継続的に行われたという点に怒っている。12月2日、外国人移 住労働運動協議会はソウル大裏門の前でソウル大病院を糾弾する集会を開いた。 公共運輸連盟ソウル大病院支部のオ・ウニョン支部長は、「この前良い言葉が みんな入った公共性合意をしたのに、移住労働者診療費を訴訟までして取ろう とするソウル大病院が恥ずかしい」と批判した。
ソウル大病院は昨年5月から公共医療事業団を発足させ、医療ぜい弱階層を対象 とする巡回診療事業の一環として、移住労働者のための医療奉仕をしている。 だが今年の国政監査で低所得層の患者の割合が全体の4.1%で、私立大学病院 (9.7%)や国立大学病院(7.3%)の平均低所得層患者の割合にも至らないことが明 らかになった。移住労働者無料診療事業をするソウル大病院だが、低所得層患 者の低い割合と移住労働者の巨額の診療費を訴訟をして取ろうとする裏面が存 在している。 http://www.newscham.net/news/view.php?board=news&id=44737原文(チャムセサン) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2008-12-14 15:48:31 / Last modified on 2008-12-14 15:48:31 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |