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韓国:移住労組のトルナ委員長を奇襲連行
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移住労組のトルナ委員長を奇襲連行

指導部3人の強制退去から5か月後にまた「標的摘発」

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2008年05月02日23時29分

ソウル京畿仁川移住労働者労働組合(移住労組)委員長のトルナ氏が強制連行された。

法務部出入国管理所の職員が今日(5月2日)午後8時20分頃、ソウル市中区にある 移住労組事務室を出たトルナ委員長を車に乗せて連行した。移住労組によれば、 出入国管理所職員十数人が近くに小型バスを待機させて潜伏、トルナ委員長だ けをひったくるように乗せて行ったという。一緒にいた移住労組の活動家が抵 抗したが「公務の執行を妨害するな」と制止された。

移住労組はこのような情況と共に、摘発した出入国管理所の職員が連行の過程 をビデオカメラで撮影したことから見て「徹底的に計画された標的摘発」と主 張している。また、トルナ委員長が入管前で開かれた集会にも参加して発言し、 メーデー記念大会など、大きな集会で移住労働者への暴力的な摘発に対する糾 弾演説をするなど、活発に活動していたことを政府が不適当とし、意図的に指 導部を捕まえて行ったという主張も提起した。

移住労組は「昨年11月に3人の指導部を強制標的摘発したことでも足りず、6か 月もたたないうちにまた移住労組を標的摘発することはとうてい容認できない。 それもメーデーの直後の夕方を狙って大規模な人員で緻密かつ計画的に捕まえ たことに怒る」と述べ、法務部ソウル出入国管理所を糾弾した。

法務部はこの数年間、労働者としての基本的な権利を主張して活動してきた移 住労働者たちを摘発、追放してきた。移住労組が設立された後も労働組合の幹 部を連行、追放するなど、移住労組活動に敏感な反応を示してきた。昨年11月 27日には移住労組のカジマン委員長、ラジュ副委員長、マスム事務局長をそれ ぞれ異なる場所で同時に連行し、再び「標的摘発」と抗議された。これらの三 人の指導部は、昨年12月13日強制退去措置された。

移住労組は明日(5月3日)午前11時に出入国管理所の前で糾弾記者会見を開いた 後、午後2時から民主労総で緊急対策会議を開く予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-05-05 19:29:02 / Last modified on 2008-05-05 19:29:03 Copyright: Default

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