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韓国:警察の統制で汚された麗水惨事追慕大会 | ||||||
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警察の統制で汚された麗水惨事追慕大会ソウル駅麗水外国人保護所火災惨事追慕および糾弾大会現場 チョン・ヨヌ記者 adsjyw@jinbo.net / 2007年02月26日10時24分
25日にソウル駅広場で開かれた「麗水外国人保護所火災惨事追慕および糾弾大会」 で、警察の過度な統制により負傷者が発生した。 麗水惨事追慕大会のデモ行進隊列、街頭デモ行進を統制していた警察と衝突
この日の追慕大会に参加した約500人は、大会の後にソウル駅から清渓川の開 かれた広場まで平和な街頭デモ行進を行っていた。だが警察は前日、麗水惨事 共同対策委に「デモ行進不許可」の方針を通知したとして、大会当日にソウル 駅広場を戦闘警察のバスで取り囲んだ。大会の参席者たちは地下道路を利用し てソウル駅広場から抜け出し、またデモ行進するという迂余曲折があった。 また南大門付近では警察が横断歩道を通りすぎようとする集会参席者の中で阻 止したため、参席者3人が警察に踏み付けられて怪我をし、この過程で全国撤 去民連合板橋対策委の委員長が負傷し、病院に運ばれた。結局、この日の集会 の参席者たちは歩道を利用して清渓川広場まで行進し、その後整理集会を開く ほかはなかった。 これについて「麗水外国人保護所火災惨事共同対策委員会(麗水惨事共同対策 委)」は声明を出し、「移住労働者への抑圧政策を隠し、麗水惨事糾弾運動が 大衆化することを防ごうとする卑劣な態度」と批判した。 遺族不参加、共対委「遺族に対する政府の欺瞞的な工作があった」
特にこの日の大会では、麗水から上京することになっていた麗水惨事で亡くなっ た人の遺族が突然不参加になり、参席者の疑いを呼んだ。これについてイ・グァ ンミン麗水惨事共同対策委執行委員長は「中国大使館と韓国政府側が遺族に対 し、きちんと補償を受けるために、上京してデモに参加することは助けになら ないという懐柔があったため」と明らかにした。 これに先立ち、この日の午後2時にソウル駅広場で行われた追慕糾弾大会は、 第1部、2部に分けて正常に開催された。糾弾大会は移住労働者を明確な証拠な く、麗水惨事火災放火犯という政府の態度を批判する声が続いた。 この日、大会参席者は決議文で、政府に対し、△火災惨事真相究明と法務部長 官退陣、△火災惨事被害者即刻保護解除、△反人権的保護施設閉鎖と再発防止、 △未登録移住労働者全面合法化を要求した。 第1部の追慕祭では、麗水外国人保護所火災惨事で亡くなった移住労働者への 献花と追悼詩の朗読があった。続いて2部糾弾集会ではイ・グァンミン 執行委員長の現地状況報告とカジマン移住労組委員長の糾弾発言などが続いた。 糾弾大会では、イ・グァンミン麗水惨事共同対策委執行委員長が現地状況報告 で「遺に政府からの欺瞞的な工作があった」と明らかにした。 イ・グァンミン執行委員長は「今日、一人も遺族が来られなかった。多くの方 が心配しているだろう。昨日の朝までは代表と共に家族15人が上京することに なっていた」とし「朝食に来た人々が『われわれはひとりも行けない』と言っ た時は寂しかった。その理由を調べた結果、中国大使館と韓国政府が、今後、 政府がきちんと補償するには、上京してデモをするとよくないと言ったから」 と述べた。 彼はまたソウル地域の活動家に「麗水状況室では15日間、夜も寝られずに活動 している活動家が病院を歩き回って遺族の説得作業を始めている。政府に対す る根本的な解決に向かう方法を待っている」とし「ここにいる方々は移住労働 者の人権問題を自分のことのように受け止めている方々だと思う。同志の皆さ んが麗水に来て家族を説得し、問題の本質を伝え、政府にすべての責任がある と知らせてほしい」と要請した。 闘争発言をしたソウル京畿移住労組のカジマン委員長は「暮らすために労働し ている20万余人の労働者に、法務部と政府が不法滞留のレッテルを付けて私た ちを言うことを聞かない悪い奴だと規定し、外注チンピラ付けて摘発している」 とし「今回の事故はくやしい事件だ。移住労働者が共に立ち上がり、保護所撤 廃闘争をしていかなければならない」と伝えた。 また外国人移住労働運動協議会の関係者も「独裁政権時代でもこんなことはな かった。盧武鉉政権はこの9人が死んだことに対し、明確な真相究明と責任者 の処罰で、これ以上このようなことを無くさなければならない」とし、「今、 正しい法を作り、移住労働者が韓国で暮せるようにしなければならない」と大 声を上げた。 麗水惨事生存者証言、「病院で手錠はめたまま治療」
特にこの日、麗水惨事の生存者に対する人権侵害が相変らず続いているという 麗水惨事生存移住労働者の直接的な証言が出て関心を集めた。 火災の中でかろうじて命が救われた中国人移住労働者のウ某氏は、当時の状況 を「宿舎から煙が出て、突然騒々しくなった。それで人々が出て行こうとした が、扉が閉っていた」とし「煙で気を失い、病院で目覚めた。病院では手錠を されたままで治療を受けた。また部屋から出ることもできなかった」と証言し た。現在、彼は病院を退院している。 この日、連帯発言をしたムン・ソンヒョン民主労働党代表は「どんなことがあっ ても今回の問題を、民主労働党は黙過しない。直ちに麗水に行こうと考えてい る」とし「行って確認する。政府が家族をこの集会に来させなかったというの で、その部分から追及する」と話した。 続いて民主労総のチュ・ボンヒ副委員長は「初期段階で民主労総次元での対応 ができなかったことを謝罪する。事実今、麗水惨事対策委が組まれているが、 一部の団体が主導している」とし「私は副委員長を離れて、その団体をよく観 察している。その団体が利益をあげるためにしているのなら、この社会から永 遠に追放させる」と警告した。 大会参加者はこの日、決議文で「法務部は、惨事の現場で生き残った移住労働 者を十分な治療どころか外傷の治療が終わった2人の移住労働者を保護所に再 拘束し、外傷がないという理由で清州外国人保護所に移送した28人のうち17人 を23日の午前に出国させた」と指摘した。 続いて参席者たちは「出国させた17人に対し、賠償と共に負傷した18人の移住 労働者を即刻保護解除し、十分な治療を提供して反人権的な保護所閉鎖と人間 狩り式の摘発を中断し、未登録移住労働者を全面合法化することが真の再発防 止対策」と宣言した。 一方、この日の大会は午後2時にソウル駅追慕大会を始め、午後6時30分清渓川 での整理集会で幕を下ろした。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2007-03-11 22:10:38 / Last modified on 2007-03-11 22:10:40 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |