韓国:KBSの好戦的報道に市民社会団体が反発 | |
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「無脳放送KBS、一度戦争するつもりか?」戦争をあおる報道姿勢、市民社会団体が反発
ユン・ジヨン記者 2010.12.03 15:48
「北朝鮮軍総参謀部が配下の指揮官を『西海部隊』に派遣して戦闘準備態勢を 点検していることが分かりました」 「北朝鮮が追加で挑発をすれば、次の攻撃は具体的に京畿道になるだろうと日本の マスコミが報道しました。単純な砲撃ではなく、生化学攻撃の可能性も慎重に 提起しました」 「この際、西海5島を報復の前哨基地に活用しよう。こうした主張にも力付けら れています。そうするには戦略を新しく立てなければなりません」 -KBS ニュース9より. 延坪島砲撃事件に対する一部のマスコミの報道に対し、市民社会団体が反発し ている。戦争をあおるような乱暴な報道で朝鮮半島の緊張状態がさらに高まっ ているということだ。 ![]() 市民社会団体連帯会議、韓国進歩連帯、民主言論市民連合は、12月3日、汝矣島 のKBS本館前で記者会見を行い、戦争をあおる報道姿勢の中断を要求した。彼ら が特にKBSを集中的に狙う理由は、公営放送としての悩みもなく、一貫して 朝鮮半島の緊張状態を高める報道を送りだしていることだ。 この席でキム・ソジュン聖公会大教授は「公営放送の代表者のKBSは報道の方向 について悩む役割をすべきだが、彼らはまるで外国の戦争を楽しむように好戦 的な声を代弁するだけだ」とし「KBSは公営放送の意味を知らず、韓国の現実を 戦争に率いているが、その責任は誰が負うのか」と批判した。 実際、KBSは11月23日の延坪島での砲撃発生後から、『京畿道が次の攻撃目標』、 『西海5島、報復の前哨基地とみなせ』、『北総参謀部、西海戦闘準備態勢点検』 等の好戦的なニュースを編成して報道した。それだけでなく、砲撃事件の当日 はイラクのバグダッドの衛星写真を大韓民国延坪島の様子だという誤報を出し て、混乱を生んだ。 報道内容だけでなく、ニュース報道では延坪島砲撃に関する報道が圧倒的だ。 砲撃当日の23日には73件の関連報道を放送し、その後も、一日平均30件の砲撃 関連報道を放送した。特に、報道の内容は北朝鮮への攻撃を主題にしたシナリオ や、強硬対応方針を打ち出す外信の引用などの単発的な報道が主だった。 そのため市民社会団体はKBSを『無脳放送』と称して「他の放送局は、南北間の 軍事的な対峙が経済に与える否定的な影響、西海がなぜ火薬庫と呼ばれるのか についての構造的な問題を指摘するなどの報道や、見出ぐらいは掲げたのに、 KBSは強硬対応をあおり戦争の雰囲気を盛り上げる報道以外の報道を探すのが難 しい」と批判した。 ![]() また彼らは「KBSが公営放送の看板を上げて李明博政権のラッパ手になり、戦争 の危機をあおるのは国民的な悲劇」とし「KBSは戦争をあおる報道を今すぐ中断 しろ」と要求した。 KBS新労組の役割を強調する声も続いた。パク・ソグン韓国進歩連帯共同代表は、 「昨日、KBS新労組が調印式をしたと理解しているのが、公正報道と正しい談論 形成の役割を果たせなければ、労組を作る理由がない」とし「新労組は韓半島 の平和を亡ぼすKBSのラッパ手放送を批判して、正しい報道を要求しろ」と強調した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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