韓国:言論労組、記者協会などが言論弾圧中断を要求 | |||||||
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記者が集示法違反? 「警察が憲法違反だ」言論労組、記者協会などが言論弾圧中断を要求..記者の連行、暴行続く
済州=チョン・ジェウン、ユン・ジヨン記者 2011.10.10 17:59
最近、集会やデモの現場での警察による記者の逮捕、連行などの過度な言論弾圧 に、全国言論労働組合、韓国記者協会、韓国インターネット記者協会が 共同声明書を出して言論弾圧の中断を要求している。 警察は10月4日、済州江汀村で海軍基地反対デモを取材していたメディア忠清、 チャムセサン合同取材チームの記者を強制連行した。続いて警察は8日、釜山で 5次希望バスを撮影していたカラーTV取材陣も連行し、これに抗議したカラー TVのPDも逮捕した。すべて集会およびデモに関する法律(集示法)を適用した 『解散命令不履行』だった。 特に、5次希望バスの時に写真を撮影していた〈民衆の声〉の記者に、警察は 催涙液を発射して倒す事件もあった。 言論労組などは「集会現場で記者を逮捕した理由も、集示法の解散命令不履行 という警察の説明も、納得できない」と指摘した。現行の集示法第4条では報道 機関の記者の出入を認めていのに、警察がこれを無視したという。 彼らは「済州江汀村で逮捕されたメディア忠清のチョン・ジェウン記者の場合、 記者という身分を明らかにしたのにデモ参加者と一緒に連行し、取材そのもの を妨害した。釜山で希望バスを撮影していた〈カラーTV〉取材陣も警察の連行 で撮影の機会を遮断された」とし「警察が憲法と法律を徹底的に無視して欺瞞 した。これは明白な言論の自由の侵害で、警察が法律違反行為をした」と一蹴 した。 続いて彼らは「取材陣の逮捕と連行に対する警察の釈明も見苦しい」と指摘し 「一番最初に警察は、連行された取材陣が記者と知らずに連行したと答えた。 そのうちに連行当時、記者と明らかにしたのに『自称記者』ではないかと警察が 恣意的に記者かどうかを解釈して関連容疑をかぶせる態度を見せた」と批判した。 その上、警察は『PRESS』と書かれた記者証をつけた写真記者への暴行もはばか らなかったと主張した。彼らは「警察の強制鎮圧状況を撮影していた民衆の声 のカメラマンの目とカメラを狙って、警察が持っていた催涙液を発射する蛮行 を行った」とし「催涙液をかぶった記者は衝撃と苦痛で1時間ほど横になり、 正常な取材が出来なかったと強調した」と伝えた。 言論労組などは、「戦争中でも従軍記者に銃を向けないのは通例だが、韓国の 警察は記者への暴行と逮捕をはばからない」とし「警察の公務執行は報道機関 と集会の自由という憲法が保障する国民の基本権を守る範囲でなければならな い」と主張した。 また警察のこのような言論弾圧が「現場で起きる偶発的な措置ではなく、組織 的かつ持続的な取材妨害と国民の知る権利の侵害だという点で、今回の事案は 重大な言論の自由侵害」とし、「チョ・ヒョノ警察庁長官は取材現場での無差 別なジャーナリストの暴行と連行事態について国民とジャーナリストに公式に 謝罪し、再発防止を約束する意味で関連者を処罰」しろと要求した。(メディア 忠清、チャムセサン合同取材チーム) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-10-11 03:28:34 / Last modified on 2011-10-11 03:28:53 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |