韓国:表現の自由集会...警察は不法集会解散命令 | |
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ポリスラインだけに許される『表現の自由』ソウル広場、表現の自由集会...警察は不法集会解散命令
ユン・ジヨン修習記者/ 2010年05月06日19時11分
これまで市民には堅く閉じられてきたソウル広場が2年2か月ぶりに開かれた。 2008年3月の登録料集会を最後に集会が禁止されたソウル広場で5月6日午後3時、 『表現の自由守護のための文化行動』が進められた。 国連のフランク・ラ・ルエ表現の自由特別保護官の訪韓をむかえて開かれた今 回のイベントは、市民社会団体が構成する『表現の自由守護文化行動の会』が 主催し、ストライキ中のMBC労組と一般市民約1000人が参加した。 イベントに参加した進歩ネットのオ・ビョンイル活動家は「ネットワークでの 表現の自由が抑圧されている」とし「政府から見て政府に批判的な掲示物に対 し、日常的に捜査機関が監視しており、大統領府の通信資料要請が急増してい る」と明らかにした。また「すべての表現の自由はつながっている。国家保安 法が存在するのに、なぜインターネットに表現の自由があるか」と国家保安法 で表現の自由が統制されている現実を指摘した。 現在、言論の自由を叫んでストライキを始めたMBC労組も言論表現の自由守護を 主張した。MBC労組のファン・ソンチョル首席副委員長は、「TVをつければすっ かり李明博ニュース、天安艦ニュース、北朝鮮侵攻ニュースだけだ」とし「放 送を国民に戻すためにここにきた」と明らかにした。 韓国進歩連帯のイ・ガンシル常任代表は「現在、教科部、行安部により、官権 選挙、不正選挙が強行されている」とし「MBCの全部門を閉めれば、50年前の 3.15不正選挙が進められる」と主張した。 竜山惨事問題で拘束され、数日前に釈放されたパク・レグン人権活動家も参加 した。彼は人権侵害の事例として龍山惨事を例にあげ、「竜山集会は一度も許 可されず、三歩一拜と一人デモまで統制した」とし、続いて「表現の自由は、 召喚されたり、拘束されたり、罰金を払うことなく、政府を自由に批判できる ことで、表現の自由が抑えられた社会は民主主義社会ではない」と話した。 一方、警察はこの日の集会が場所を離脱し、人数も違うことを理由に不法集会 と見なし、解散を命令したと明らかにした。 これに対して集会主催側の関係者は、「警察がアンプとスピーカーを置くにも 狭い所にポリスラインを張り、そこに入れと言ったが、とても狭くてスピーカー をポリスラインのすぐ横に置いて進めたと明らかにした」 警察は3次解散命令以後も集会を続けたため、集会主催側に後で調査すると明ら かにしたが、問題になりそうだ。 2008年7月、大法院は「主催者が集会やデモの過程で、当初申告した目的と日時、 場所および方法などの範囲を顕著に逸脱しても、これを『無申告で屋外集会ま たはデモを主催した行為』と見るべきではない」と判示している。 この行事はMBCタオルを広げたり、応援風船を飛ばすなどのパフォーマンスと、 MBC組合員と市民のドラム演奏、そしてMBC歌グループの公演で二時間近く進め られた。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2010-05-07 21:06:58 / Last modified on 2010-05-07 21:07:06 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |