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KBS、受信料を上げず公正性を高めろ

イ・チャンヒョンKBS理事、先に公正性実践、それから国民世論収斂手続きを

ホン・ソンマン記者 2010.06.22 11:02

KBS理事のイ・チャンヒョン教授がKBS受信料値上げは時期尚早で、まず公正性 を回復した後、また国民の世論収斂手続きを経るべきだと主張している。

KBSイ・チャンヒョン理事は6月22日[平和放送開かれた世界今日]とのインタ ビューで、「(KBSが)公営放送の役割としては否定的だと話しているから、優先 的にまず公正性の実践、その後に国民世論収斂、そうして受信料引き上げが可 能になる」と強調した。

イ・チャンヒョン理事は6月21日、野党推薦理事4人が声明を発表した背景を 「(KBSが)大統領府、政府、与党から独立して、サムスン、LGのといった大企業 からも独立した、そうした国民の放送になれば、一般国民は受信料を払う意味 を持つようになるでしょう。まず受信料を値上げする前に、番組の公正性を実 践して、またこれへの社会的合意があれば良いという、そんな趣旨の話を昨日 した」とし「水曜に予定された理事会で強行処理するという話ではありません。 まず案件として上程して、そのためには少なくともこうした手順を追って、こ れから進めると良いという意見表明をしたのです」と明らかにした。

李理事は何よりもKBSの公正性の問題があるので、受信料の値上げに対する国民 的な反発があると原因を診断した。「KBS公営放送が過度に政府側だけ伝えてい るのではないかという話です。政府の国策事業に体系的な批判が出来ずにいる のではないのか」と指摘し「公営放送が国民の世論をそのまま反映すべきなの に、別の見方をすれば保守的で政府の、与党の声は体系的に反映するのに、批 判的な声は反映できないという、ある種の公正性是非にまきこまれている」と 分析した。

イ・チャンヒョン理事は「青瓦台首席に関するニュースアイテムが9時ニュース から突然抜けたり、除夜の鐘の音を放送する12月31日の番組で政府を批判する 市民の声が音響効果で消されたり、時事トゥナイトやメディア批評のような政 府を批判するPDジャーナリズムや、関係する色々な番組があったのに、このよ うなことには政府を批判する内容が多いという面で、事実番組が編成で廃止さ れた先例がある」と指摘した。

李理事は「こうしたことのためにみんながこの状況でなぜ受信料を上げるのか、 それで80%に近い国民が受信料値上げに反対している」とし「多くの専門家が KBSの政治的独立性と報道の公正性が、以前の政府、盧武鉉政権より、むしろ悪 くなったと話す人が76.7%、KBSの公共映像性に87.7%が不満を表わしている」と 明らかにした。

また、23日に予定されているKBS理事会で予告された現行2500ウォンから広告廃 止と6500ウォンに引き上げる案と、広告20%を維持して4500ウォンに値上げする 2つの案への立場も明らかにした。

「二つのうちに一つ選択してくれ、このような形で話すのは議論の出発点では ないと思う」とし「理事会で果たして受信料の値上げが必要なのか、また、ど れくらい必要なのか、特にKBS広告を廃止して6500ウォンというが、なぜKBSの 広告を廃止するのかについての国民的説得が必要だ」と述べた。また政治的な 批判に無感覚だという批判を受けているKBSが「突然、広告料をなくすというよ うな議論は、実は適切ではない」と明らかにした。

一方、KBSの広告廃止が総編事業者と関係があると思うという質問に「聞こえて くる話はありますが、放送で言う事案ではないと思う」と言葉を控えた。

イ・チャンヒョン理事は「キム・インギュ現KBS社長も李明博大統領の選挙過程 で特報をしたとのいうことで、社長任命の過程で途方もなく大きな問題があっ た」とし「KBSは社長から、一般職員まで皆が政治的独立性がかなり強調される 面がある」と指摘した。

李理事は現在KBSが解決すべき宿題として、△社長任命手続きと制度的な改善、 △政治的中立性と公正性を担保する制度的、人的装置の開発、△PDや記者が日 常的な番組製作や記事の製作において政治的統制を受けない装置用意などが必 要だと強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-06-23 05:06:46 / Last modified on 2010-06-23 05:06:47 Copyright: Default

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