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MBC掌握の試み真相究明、キム・ジェチョル退陣決意大会

「死んでもMBCを守る」

言論労組/ 2010年04月08日10時26分

[出処:言論労組]

「李明博政権は公営放送MBC蹂躙事件の真相を一つ一つ告白し、責任者を処罰しろ」
「政界は聴聞会と国政調査、特検捜査などあらゆる手段を動員して速やかに真相究明に着手しろ」
「MBCの恥、政権の清掃夫キム・ジェチョルはすぐ会社をやめろ」

[出処:言論労組]

三大要求を掲げて午後4時に汝矣島国会前に場所を移した組合員たちは、力強い 叫びと大きな拍手で始めた。

この日の集会には、市民社会政界からも権永吉民主労働党国会議員、チョン・ ジョンベ、チャン・セファン民主党国会議員、ユ・ウォニル創造韓国党国会議 員、進歩新党のノ・フェチャン代表とチョ・スンス議員、メディア行動のキム・ ヨンホ代表などが参加した。

[出処:言論労組]

支持演説をした権永吉民主労働党国会議員は、金寿煥枢機卿が維新独裁を一喝 した「この政権には良心も道徳もないのか? この政権には銃刀しかないのか?」 という言葉を引用し、この言葉が今この政権にそのまま適用されるとして言論 の自由を守るために共に戦おうと話した。

チョン・ジョンベ民主党国会議員は「私たちすべて立ち上がりMBCを守らなけれ ばならない」とし「これは私たちの責任であり使命だ」と強調、「これが民主 主義を守り私たちの未来を守ることだからだ」と話し、大きな拍手を受けた。

ノ・フェチャン代表はズボン社長という言葉は聞いても清掃夫社長は初めて聞 いたとし、ナチのユダヤ人大虐殺の時にこれを人種清掃といったがファシズム が思い浮かび、背筋が寒くなると話した。キム・ウリョンも出ていったのだか らキム・ジェチョルも共に外国に逃げろと話し、笑いを誘った。

メディア行動のキム・ヨンホ共同代表は市民に「MBC掌握は言論掌握の終わりだ。 国民の目と耳を塞ぎ、長期執権をたくらんでいる」と話し「MBCを共に守らなけ ればならない」と強調した。またMBC組合員に「苦しいだろうが、退路がない。 最後まで戦うしかない」とし「しかし多くの市民が拍手喝采を送っている。頑 張れ」と慰労した。

「国民皆の願いだMBC守ろう」
「放送掌握を防いで公営放送を死守しよう」

[出処:言論労組]

発言したシム・ビョンチョル大邱MBC支部長は、「天安艦報道、4大河川報道、 世宗市報道などを見ればみじめで恥辱感を感じる」とし、以前の政権での言論 の報道と較べ、深刻な違いがあるとし、政府の好きなように言論がもてあそば れるようで「恥ずかしい」と告白し「ジャーナリストが今の時期を傍観するの は卑怯を越え、歴史に罪を犯すこと」と強調し「私たちのストライキ闘争はそ れ自体が勝利の記録」、「歴史の勝利者として記録されるだろう」と話した。

[出処:言論労組]

イ・グネンMBC本部長は「MBCを愛してくれる国民の皆さんにMBCを最後の希望の 砦と思ってくれる市民に報告します」とし「MBCの組合員が立ち上がりました。 個人のためでなく、くやしい人々を抱く放送、暖かい胸がある放送のために、 この闘争が報道機関と民主主義を生かすことを信じて立ち上がった」と話し、 大きな拍手を受けた。イ本部長は「MBCにあれほど毒舌を一度に注いだ大統領府 がキム・ウリョン発言以後、口を閉ざしている」とし「キム・ウリョン発言の 真相をぜひ明らかにしなければならない」と強調した。イ・グネン本部長は 「この2年間、権力の犬として生きてきた検察も、権力の保護を受けて逃げたキ ム・ウリョンを調査し、名誉を回復しろ」と批判した。イ・グネン本部長は 「死んでもMBCを守ります」とかたい闘争の意志を現わした。

ヨン・ボフムMBC広報局長の決議文朗読で集会を終えた。

[出処:言論労組]

一方、この日の集会の司会を引き受けたタク・ジョンニョル言論労組組織争議 室長は集会中に〈今日全国のMBC組合員が権力の口ではなく国民の耳として残ろ うとマイクとカメラを置きました。皆さんMBCを守って下さい。国民の力がどん な権力より強いという真実を見せて下さい。MBCは希望の旗になります〉とツイッ ターに文を載せようと提案した。また妻・夫、最も大切な人に〈私たちのスト ライキの旗は言論の自由を守る希望の旗です。MBCを守りたいです〉と携帯メー ルを送ろうと提案して、大きな呼応を受けた。(言論労組)

政権のMBC掌握真相究明のための決議文

『大きな家』を死守しろ。緻密な作戦命令が下った。『軽薄な口』から大きな 家で蹴飛ばされたキム・ウリョンはすぐ尻尾を隠した。李明博政権の驚くべき MBC掌握の過程を告白した罪で、『大きな家』に呼ばれて向こう脛を蹴飛ばされ たキム・ウリョンが真実を埋ずめるために米国に高飛びしたのだ。

キム・ウリョンを告訴して真実を明らかにしても、対国民記者会見まで開いた キム・ジェチョルは、いつそんなことを言ったかというように言葉を変えた。 「キム・ウリョンを斬殺してはいけない、社長が捜査機関に呼ばれてはならな い」というおぞましい弁解をならべ、キム・ウリョンへの刑事告訴の約束を踏 み潰してしまった。

MBCを政権のおもちゃにするため、キム・ジェチョルの向こう脛を蹴飛ばした大 統領府は、キム・ウリョンの暴露でコーナーに追い込まれると、『大きな家』 は大統領府ではないと言い、国民の国語の実力までもてあそんだ。そして国会 が真相調査を始めようとすると、キム・ウリョンを『天安艦』に乗せて米国に 引き出し、緻密に隠蔽作戦を展開している。われわれはこのすべての工作が天 安艦沈没事件という国家的悲劇を機会に使って行われているという事実にさら に歯ぎしりする。

しかし真実は、もみ消そうとすればするほどさらに鮮明になる。国民は彼らの 『キム・ウリョンの引っぱり出し』を見て、大統領府が企画してキム・ウリョ ンが監督し、キム・ジェチョルが主演した政権のMBC掌握劇こそ隠せない事実で あることをさらにはっきり知った。いくら隠そうとしても天安艦の真実をペク リョン島近海に埋められないように、公営放送MBC蹂躙事件の真相も汝矣島に埋 めてしまうことはできない。

見よ! 今国民がMBCを守るために立ち上がったではないか! 大きな家の指揮の 下にひそかに仁川空港から抜け出たキム・ウリョンをiPhoneで撮影し、政権次 元の『キム・ウリョン引っぱり出し』を天下に公開したのも、直ちにMBCを愛す る国民だった。絶叫が聞こえないか。MBCまで政権に奪われることはできないと いう私たちの国民の最後の絶叫が聞こえないか!

そのため全面ストライキ闘争に立ち上がったわれわれは、言論の自由と放送の 独立を愛するすべての国民と共に次のように要求する。

一つ。李明博政権は公営放送MBC蹂躙事件の真相を一つ一つ告白して責任者を処罰しろ。

一つ。政界は聴聞会と国政調査、特検捜査などすべての手段を動員して速やかに真相究明に着手しろ。

一つ。MBCの恥、政権の清掃夫キム・ジェチョルは直ちに会社をやめろ。

放送掌握真相究明闘争で勝ち取ろう!! キム・ジェチョルを追い出してMBCを守ろう!!

2010年4月7日

全国言論労働組合文化放送本部

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-04-19 01:58:00 / Last modified on 2010-04-19 01:58:02 Copyright: Default

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