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韓国:言論労組「放通委、周波数まで売り飛ばす」
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言論労組「放通委、周波数まで売り飛ばす」

デジタルTV転換で回収した700MHz帯域を通信業者に売却した疑惑

チョン・ヨンギル記者 2011.12.19 19:20

言論労組が放通委に公共財である周波数の売買を中断するよう要求した。言論 労組と韓国放送技術者連合会は12月19日、光化門放送通信委員会前で記者会見 を行い、700MHz帯域の周波数売買の中断を求め、放通委の情報公開を請求した。

2012年12月31日午前4時を期して、地上波アナログ放送がすべて放映終了すると いう広告が、飽きることなくTVで流されている。アナログ放送終了で放送通信 委員会(放通委)がデジタル放送に必要なチャンネルを38チャンネル(CH14~ CH51)に決め、現在使っているCH52~CH69(700MHz帯域)を回収する計画を発表した。

数社のマスコミが12月21日、放通委の大統領業務報告に700MHz周波数帯域を競売 にかける計画が含まれていると報道した。

言論労組と技術者連合会は「現在地上波が使っているチャンネル回収の根拠を 明らかにするよう要求したが、放通委は無返答」とし「朝鮮・中央・東亜総編 を生かすために通信財閥と会い、広告の圧力をかけたチェ・シジュンが公共財 である700MHz帯を通信財閥に上納する陰謀」と指摘した。これは、通信業者に 総編広告編成の圧力と、アナログ放送に使っていた回収周波数帯をバーター する行為だということだ。

また「700MHz帯はデジタル転換以後、難視聴の解消、直接受信率の向上といっ た公共的放送サービスの拡大に使うべき周波数」とし、周波数売買を中断する よう要求した。

言論労組のイ・ガンテク委員長は「総編広告を集めるために広告を増やせと 圧力をかけてきた。組織暴力式の広告営業で、公共財の周波数を売り飛ばす 密室癒着」とし「公共財の周波数は難視聴と混信の解決など、市民の便宜を 優先して使わなければならない」と話した。

ユ・ソヌEBS支部長は「政権が今回は周波数を売り飛ばし、公共財を破壊しよう としている。EBSは修学能力講義の動画を無償で提供しているが、これに外国の 投機資本が異議を申し立てればどう対処することか」と、放送と周波数の公共性 を強調した。

言論労組と放送技術者連合会は、記者会見の後、放通委に『デジタルTV転換後 必要チャンネル38の周波数にチャンネル再配置を完了した根拠資料、地上波 デジタルに必要チャンネル数を算出するために受け取った各界の意見』等に 対する情報公開請求を行った。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-12-20 16:35:37 / Last modified on 2011-12-20 16:35:48 Copyright: Default

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