韓国:韓米FTA検証過程の密室非公開で議論 | |
[MenuOn] Home | ニュース | イベント | ビデオ | キャンペーン | 韓国 | コラム | About | Help [login ] | |
「韓米FTA検証、米国だけに公開する外務通信部は総督府」韓米FTA検証過程の密室非公開で議論...「市民に公開せず米国だけに公開」
チョン・ヨンギル記者 2011.12.15 15:30
外交通商部のキム・ジョンフン通商交渉本部長が「遅くとも2月中」と韓米FTA の発効時点を発表した中で、外務通信部が両国間の法令検証の過程を公開せず、 『密室交渉』だという非難が起きている。 12月15日午後1時、韓米FTA阻止汎国本(汎国本)は、外交通商部の前で記者会見 を行い「外務通信部は、米国で密室の中で検証されている韓米FTAの法令の全貌 を公開しろ」と要求した。 米国の韓米FTA履行法では、韓米FTAに合わせて韓国の法令を修正しなければな らない。韓国政府も韓米FTAに違反する米国の法令を検証しなければならないが、 調査していないと伝えられている。 韓国進歩連帯のイ・ガンシル共同代表は、「われわれは米国が韓国の法令や、 施行令を検証しているのに、その内容が何かもわからない。交渉も強引に行われ、 批准手続きも密室で進めている」とし「韓米FTA自体を廃棄すべきだが、手続きも 守らない検証手続きを即刻中断しろ」と話した。 汎国本のイ・テホ共同執行委員長は「外務通信部ではなく、総督府と呼ばなけ ればならないという話が出てきた。米国の官僚は検証文書を見られるが、市民 には非公開にしているからだ。韓米FTAの検証手続きを公開しなければ外務通信部 は政府部署とは認められない」と外務通信部の態度を強く批判した。 韓米FTAは、李明博大統領の署名ですぐに発効するわけではない。米国の検証手 順を踏んだ後、批准文の書面交換の手続きが残っている。現在は米国が韓国の 法律、大統領令、部令、告示などについての検証を行っている。しかし外通部 は検証進行中の法令を明らかにしておらず、多くの疑惑と叱責を受けている。 汎国本は「米国の履行法102条は米国の法律に反する韓米FTA条項は常に無効と 規定している」とし「韓米FTA 1.3条により、韓米FTAの条項に効力を付与する すべての措置を取らなければならないが、履行法で韓米FTAの効力をなくした」 とし、米国の履行法案は韓米FTA違反だと指摘した。 韓国企業のFTA提訴権問題も指摘された。韓米FTA協定文は韓国企業に対し米国 政府を法院に提訴するか、投資家国家仲裁(ISD)に回付するかを選択させる。し かし米国の履行法102条は、韓国企業や個人は米国では韓米FTA違反を理由とする 訴訟を起こせないようにしているためだ。 汎国本は「韓米FTAに反する米国法の検証はない。韓国法令の改正内容を国民に 公開しない外務通信部と、発効を催促する政府は、発効手続きを即刻中断しろ」 と強調し、記者会見を終えた。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-12-16 18:41:52 / Last modified on 2011-12-16 18:41:54 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |