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韓国:韓米FTA阻止集会、国会に進入...63人が連行
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韓米FTA阻止集会、国会に進入...63人が連行

[総合]放水銃動員、連行者続出...「次段階の闘争は、これから開始」

ユン・ジヨン記者 2011.10.28 21:20

韓米FTA国会かっぱらい通過を阻止するために、およそ7000人が国会前に 駆けつけた。

ハンナラ党のホン・ジュンピョ代表が、韓米FTA批准同意案の強行処理を告示した 10月28日、韓米FTA阻止汎国民対策委員会(汎国本)は国会前で大規模な都心集会と デモ行進を行い、ハンナラ党と政府のFTAかっぱらい通過を阻止した。

彼らは午後2時30分、汝矣島産業銀行前で出征式を開いた後、人間の帯を作り、 国会へとデモ行進を試みた。3時30分頃、国会北門に到着した隊伍は国会に入 ろうと試み、警察はこれを防いで衝突が起きた。

警察はデモ隊に、解散しなければ放水銃を撃って解散させるという警告を続けた。 午後4時頃には指導部と大学生、農民などが国会に入り、連行者が続出した。 北門前でも警察が放水銃を撃って鎮圧を続け、これに抗議するデモ参加者を連行した。

これにより現在まで、統一問題研究所のペク・キワン所長、韓国進歩連帯のイ・ ガンシル代表、全国農民会総連盟のイ・グァンソク議長、民主労総のキム・ ヨンフン委員長、21世紀韓国大学生連合のパク・チャウン代表など、指導部と 農民、学生など63人が警察に連行されている。

デモ隊は午後4時30分頃、国会北門から汝矣島産業銀行までデモ行進した後、 午後5時に産業銀行で2次汎国民決意大会を開いた。

この場で民主労総のチョン・ウィホン首席副委員長は、「今日われわれは自分 たちの生と運命を守るため、闘争を決意して戦っている」とし「李明博政権の 亡国的な韓米FTAの一方的強行が終結に向かっており、もうこれ以上我慢できない」 と声を高めた。

民主労働党の李正姫(イ・ジョンヒ)代表は、「皆さんのおかげで、10月28日の ハンナラ党による強行の試みは挫折した」とし「だが国会本会議が完全に散会 しておらず、これから次の段階に進まなければならない」と訴えた。

続いて「全野党は韓米FTAは絶対に18代国会で処理させないということに同意し、 10月31日に共同議員総会を開く予定」とし「ハンナラ党は、11月4日に李明博 大統領が米国訪問する前、11月3日の本会議の機会を残しているので、皆さんが ハンナラ党と政府を圧迫してほしい」と要求した。

また、チョン最高委員は「韓米FTAは民主党の罪が大きいので、民主党の議員は 行く先々で反省して謝罪するのに忙しい」とし、「贖罪の意味で、先頭に立ち、 国会のかっぱらい通過を防ぐために死力を尽くす」と述べた。

一方、警察は10月29日の大漢門座込場撤去を通知しており、汎国本は明日の朝 から座込場の援護を訴えた。また汎国本は29日の集中キャンドル集会と11月3日 の国会前集会などを行い、ハンナラ党のかっぱらい通過を防ぐ計画だ。参加者 は1時間30分ほど集会をした後、午後6時30分頃に自主解散した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-10-29 02:20:13 / Last modified on 2011-10-29 02:20:27 Copyright: Default

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