韓国:民主党、韓米FTAも反対のふりだけか | |
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民主党、韓米FTAも反対のふりだけか民主労働党の李正姫代表、「韓米FTA自体を直すことが被害対策」
キム・ヨンウク記者 2011.10.27 17:03
ハンナラ党のホン・ジュンピョ代表が10月27日午前の最高委員会で、10月28日 の国会本会議で予定通り、韓米FTA批准同意案を処理すると述べ、国会に緊張が 漂っている。 この日の午前、ナム・ギョンピル外交通商統一委員長は、最高委員会の後に、 「民主党の議員総会の内容が重要だ。そこで(いつかは批准案を採決するという) 肯定的な信号があれば私たちとしても、もう少し待てるが、野党が破ろうと言う のなら、一方処理するしかない」と語った。 ハンナラ党は、批准同意案は法制司法委員会を経なくても良いので、外交通商 統一委員会で27日までに処理する方針だったが、民主党の議員総会の結果を見 て、遅くとも28日の午前までには外交通商委で処理することにしたという。 民主党はこの日の午前から議員総会を開き、韓米FTA批准反対の立場と、政府の 被害対策などを見て判断しようという立場が衝突し、激論になったという。 金振杓(キム・ジンピョ)院内代表は、議員総会の冒頭発言で「ホン・ジュンピョ 代表は、明日の本会議で韓米FTA批准案を処理すると繰り返し公言している。 民主党は他の野党と共に、FTA速度戦は決して座視せず防ぐ」と述べた。 続いて「韓国経済への10の毒薬条項をはっきりと除去できる韓米通商当局間の 交渉による約束を受け取れというのが私たちの要求だったが、昨日までのところ これについて政府の回答はない」とし「中小商人の保護や、投資家国家提訴に 関する一部のエクスチェンジアップデルート程度を約束したというが、まだ 具体的な内容は話せず、今進行中のようだ」と説明した。 「採決で反対しようという主張は、静かに通過させてやろうということ」民主党がこのように、表面的には批准同意案に反対する意思を明らかにしてい るが、民主労働党は民主党が実際に物理的に阻止する意思があるのかという 疑問を表わした。 民主党議員総会で激論になっているという知らせを聞いた民主労働党の李正姫 (イ・ジョンヒ)代表は、自身のFaceBookに「再補欠選挙翌日の10月27日午前7時、 韓米FTA関連、院内野3党院内代表会見が開かれた」とし、会見の直後に民主党 から聞いた議員団総会の内容を伝えた。 李正姫代表によれば、民主党は10項目の毒薬条項除去について、政府は受入れ の意志がないと見ながらも、中小商人適合業種特別法の制定問題に対しては、 与野政の1次議論の結果、1次合意をした。1次合意は、△共生法に適合業種関連 の規定新設、△同伴成長委員会で適合業種の審議、△審議結果中小企業庁長が 告示、△大企業などの参加制限だ。李正姫代表は、1次合意について「韓米FTA 自体を直さなければ、中小商人適合業種特別法制定ができず、もし制定しても 韓米FTAと衝突して効力がないので韓米FTAの再再協議を主張したのであって、 ただ韓米FTA反対の名分を探そうとしたのではない」と強調した。 民主党が法と条約の衝突という問題をそのままにして、国内法改正で中小商人 の保護対策を用意するという手順を踏んでいるという指摘だ。 李代表は続いて「民主党内には、『反対するにしても採決で反対しよう。地域 の住民は、争いを嫌う』という意見が多い」とし、「採決で反対しようという 主張は、静かに通過させてやろうということと違わない」と強調した。 民主労働党のシン・チャンヒョン副報道担当者もこの日の午後に論評を通して 「民主党が再再協議を放棄して、国内法の改正だけで中小商人を保護するとい うのは、目を隠すだけのようなもので、精魂込めて作った国内法を無力化する ことに同調するもの」とし「野党が政局の主導権を得た今、民主党が形だけの 消極的な反対をするのなら、これは農漁民と中小商人、庶民に対する背信であ るばかりか、野党協調にも深刻な問題を呼ぶ」と警告した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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