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韓国:鄭東泳「民主党、韓米FTAの反省文を書いても阻止を」
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鄭東泳「民主党、韓米FTAの反省文を書いても阻止を」

ハンナラへの食い下がりに反省と省察で正面突破を示唆...体当たりも言及

キム・ヨンウク記者 2011.10.17 17:57

民主党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)最高委員が、韓米自由貿易協定(FTA)批准を 阻止するため、参与政府の時にFTAを推進して妥結したことについての反省文に 言及した。また必要なら体当たりをしてでも防ぐと決意を示した。

鄭東泳議員は10月17日午前、民主党の最高委員会で韓米FTA関連の三つの原則を 明確にしようとし、△米国と共に批准反対、△参与政府時期の韓米FTA妥結反省 と省察、△野党圏統合精神が必要だと明らかにした。

鄭東泳議員は「韓米FTAの一番最初の原則は、いくらハンナラ党の数が多くても 私たちが一致団結して批准の同意を防ぐ意志がなければならない」とし「体当 たりが必要ならばしなければならない。韓米FTAを防げと、市民や被害当事者は 要求している」と強調した。

続いて「ウォール街が故障して、全世界は米国が主導してきた金融資本主義を 修正しろと要求しているのに、韓国はこの渦中で米国式の制度をそのまま直輸入 する愚行をしている」とし「私たちが作った共生法と流通法が事実上、無効に なることを放置して、野党とはいえない」と声を高めた。

中央日報など参与政府時の韓米FTA賛成発言を非難して正面突破を示唆

鄭東泳最高委員は、「二つ目の原則は、参与政府の時に韓米FTAを妥結させたか らといっても、気後れする必要はない」とし「誤りがあれば正さなければなら ない。必要なら、公開で反省文も書かなければならない。反省と省察により、 私たちの立場を正す必要がある。FTAで直すべきは直さなければならない」と 強調した。

この日、中央日報は「鄭東泳は盧武鉉大統領の時に国家安全保障会議(NSC)常任 委員長で、統一部長官、そして与党代表だった。彼は何回も韓米FTAを支持した」 とし「2007年11月に大統領候補だった時は、『逆らえない世界化の流れなら、 正面から波を乗り越えなければならない』と話した。そう言っておきながら、 今になって『FTAは乙巳保護条約であり、交渉代表は李完用』と叫んでいる」と 非難した。一部のマスコミもチョン議員を非難した。

鄭東泳議員は10月12日の国会環境労働委員会で、外交通商委に補足任命された。 外交通商委の補足任命後、初めての全体会議でチョン議員はキム・ジョンフン 通商交渉本部長に外交部の官僚は李完用だと猛攻をかけた。一部のマスコミが 本格的にチョン議員の過去の発言を問題視したため、一種の正面突破を示唆したわけだ。

チョン議員は最後に「野党圏統合の精神が重要だ」と強調した。彼は、「もう 二度と韓EU FTA合意処理の時のような誤りを行ってはいけない。外では民主党 が反対するふりをするだけでFTAを処理するのではないかという疑いのまなざし が濃い。韓米FTAをいいかげんに防ごうとせず、はっきりした行動が必要だ」と 強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-10-18 08:25:12 / Last modified on 2011-10-18 08:25:15 Copyright: Default

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