韓国:韓米FTA批准無効『キャンドル集会』、3日目 | |
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韓米FTA批准無効『キャンドル集会』、3日目約千人の市民が集まる...青瓦台の前でも夜間デモ、30人連行
ユン・ジヨン記者 2011.11.25 10:27
韓米FTA批准無効と李明博政権退陣を要求する大規模キャンドル集会が3日間 続いている。 11月24日午後7時、ソウル市庁広場には千人ほどの市民が集まりキャンドル集会 を続けた。午後3時には、約7000の市民がソウル市庁広場で韓米FTA反対汎国民 大会を開いた。汎国民大会の後、参加者は明洞までデモ行進した後、午後7時頃 にソウル市庁広場に戻り、キャンドル集会を行った。 ▲写真:キム・ヨンウク記者 先日、大学修学能力試験を終えたという高校3年のキム・ハウン(仮名)氏は、 「最恵国待遇という不平等条約が近現代史以後、また実現するとは思わなかっ た」とし「国民には主権があり、国民の代表は国民が望むことをしなければな らないのだから、李明博大統領は韓米FTA廃棄しなければならない」と強調した。 道峰区に住む二人の子供の母のイ・ヘラン(仮名)氏は「アトピーなどの病気が ちな子供が多いが、FTAで医療民営化と営利病院が導入されると、医療費は高く なり、医療保険の適用が拒否される」とし「結局、われわれは命を担保にした 戦争をしなければならなくなる」と憂慮した。 キャンドル集会には民主党、民主労働党などの政党の人物も参加して、席を守っ た。民主党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)最高委員は22日と23日、警察が放水銃 を発射し続けたことについて「国民は集会と表現の自由の権利があるが、警察 はこれを無視して真冬の厳しい寒さに放水銃を撃ち、殺人行為を行っている」 と批判した。 民主労働党の李正姫(イ・ジョンヒ)代表は「1回戦はハンナラ党の奇襲を防げな かったが、まだ大統領署名と発効協議などの手続きが残っている。2回戦には必 ず勝とう」と強調した。民主労働党のキム・ソンドン議員も「国会本会議場で 爆発させたのは、単なる催涙弾ではなく、大韓民国の人々の民心だった」とし 「私たちの手で亡国的な韓米FTAを廃棄させよう」と声を高めた。 また進歩新党のノ・フェチャン前代表は「民主党の孫鶴圭(ソン・ハッキュ)代表 は総選挙で勝ち、米国に再協議を要求するというが、言うことを聞かない米国との 再協議より、ただ廃棄するほうが早い」とし「韓米FTAを廃棄する政党ならどんな 政党とも手を握る」と明らかにした。 一方、集会の参加者はキャンドル集会の後、午後8時30分、乙支路方面へとデモ 行進を試みた。だが、警察が市庁広場前の道路を遮断し、参加者の足を止めた。 この過程で警察とデモ隊の間で物理的な衝突が発生し、参加者は『批准無効』 と『ミョンバク退陣』を叫び、警察と対峙した。 ▲ある参加者がラッカースプレーで警察バスにFTA反対と書こうとし、警察がスプレーを奪おうとしている。 また青瓦台近くの清雲洞事務所の前でも100人ほどの市民がデモを続け、30数人 が連行された。この日、警察はこの二日間のキャンドル集会の対応方針とは違 い、放水銃を散水しなかった。集会参加者は夜10時頃に自主解散した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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