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韓国:ナム委員長「韓米FTAを再協議する能力も力もない」
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ナム・ギョンピル、「韓米FTAを再協議する能力も力もない」と吐露

民主党の執権後に再協議しろと要求

キム・ヨンウク記者 2011.10.28 12:10

ナム・ギョンピル国会外交通商統一委員長(ハンナラ党最高委員)が「韓米FTAを 再協議する能力も力もない」と吐露したことで、議論が予想されている。

ナム・ギョンピル委員長は10月28日午前、MBCラジオのソン・ソッキの視線集中 とのインタビューで、「私たち(ハンナラ党)は民主党が要求する3つの先決要件 をすべて聞くつもりだ。しかしただ一つ、再協議はすることができない」とし 「米国が実質的に批准を終わらせたのに、私たちは率直に申し上げれば再協議を する能力も力もなく、可能ではないと考える」と吐露した。

再協議の要求についてのナム委員長の発言は、野党や市民社会団体が主張して きた屈辱交渉の議論を事実上認めるものと読める。

▲18日の国会外交通商委で野党が委員長席を占拠したため、委員長席の前で会議を進めるナム・ギョンピル外交通商委委員長

ナム・ギョンピル委員長は続いて「民主党がISD(投資家国家提訴権)一つに全て をかけているが、それは再交渉すべき問題」とし「過去に彼らが賛成したこと なので、このように立場を変えてはいけない。それでも必要だと思うなら、ま ず今回処理して自分たちが政権を取った後に再協議をしろ」と要求した。

ナム・ギョンピル委員長はこの日、CBSラジオのキム・ヒョンジョンのニュース ショーとのインタビューでも、「民主党が昨日ISDを再協議してこいという結論 を出したが、それは盧武鉉政権の時のことで、一文字も直さなかった」とし、 「私たちには再協議はできない。やりたければ自分たち(民主党)が執権した後に できるというのなら再交渉しろ」と強調した。

ナム委員長は、物理的衝突の可能性をめぐり「政府与党が再協議はできないが 後はすべて誠心誠意を尽くしたが、民主党が最後まで物理的に阻止すると言う のであれば、その時は私が政治生命をかけて決断するほかはない」が「民主党 がそんな判断をしないように最善を尽くして説得したい」と明らかにした。

ナム・ギョンピル委員長はMBCラジオでは「物理的な衝突になって私が処理すれ ば、私は19代国会に立候補しない」とし「国会議長が職権上程し、本会議場で 物理的な衝突が起きても同じ立場で、今は物理力で強行処理をする時ではない と判断している」と話した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-10-29 00:26:07 / Last modified on 2011-10-29 00:26:16 Copyright: Default

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