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韓国:韓米FTAを強行すればいつ衝突が起きても
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「韓米FTAを強行すればいつ衝突が起きても不思議ではない」

13、17日外交通商委法案審査小委、18日に全体会議通過の試み有力

キム・ヨンウク記者 2011.10.12 17:02

国会外交通商統一委員会は、韓米首脳会談開催とともに、13日の全体会議から 韓米FTAの批准同意案審査を再開する予定だ。外交通商委は13日の全体会議以後 と17日に法案審査小委日程を決めている。批准同意案が法案審査小委を経れば、 外交通商部予算案審議が予定されている25日以前、18日の外交通商委全体会議 で処理される可能性が最も高い。もし18日に処理できなければ24日の全体会議で 再度強行処理を試みるものと見られる。

このように、外交通商委の日程が手順により急激に変わり『韓米FTA全面廃棄の ための国会議員非常時局会議』に所属する議員は、外交通商委で処理が強行さ れれば即刻行動に突入すると明らかにした。キム・ソンドン民主労働党議員は 「強行処理時は物理的衝突は避けられないだろう」と警告した。

非常時局会議に所属する議員は10月12日午後に国会記者会見場で記者会見を行い、 「強行処理の手順に過ぎない外交通商委の議事日程を中断しろ」と要求した。

彼らは外交通商委が議事日程を進めるために、少なくとも4つの問題をまず解決 しなければ批准案は討論できないと強調した。非常時局会議に所属する議員は 「韓米FTA強行処理の手順に過ぎない外交通商委の議事日程を中断しろ」とし 「韓米FTAに関する売国的外交行為がわかった外交専門公開検証が優先されるべ きで、これについて聴聞会と国政調査が必要だ」と強調した。

また「米国の非常識な韓米FTA履行法案の効力についての議論の解決が前提で、 296の誤訳についての正誤表の公開、韓米FTAと衝突する国内法の逐条審議、 通商手続き法、貿易調整制も強化を即刻実施しなければならない」と要求した。

民主労働党のキム・ソンドン議員は「4種類の問題をまず解決しなければ、外交 通商委での討論はできない」とし「こうした前提なく外交通商委の議事日程を 進めるのはありえない」と釘を刺した。

また「批准案処理を強行すれば、物理的衝突がいつ起きるかわからない」とし 「ナム・ギョンピル外交通商委員長は物理的衝突が発生すれば処理をしないと いう約束を必ず守れ」と強調した。

キム・ソンドン議員は批准案反対の理由について「投資家-国家提訴制度や力尽 防止条項、ネガティブリストなどの問題が結合すれば、単に損害の問題でなく、 韓国政府が市場の失敗に介入することを完全に封鎖することになる」とし、 「憲法119条2項の市場介入を無力化する部分が最大の問題」と憂慮した。

民主党のユ・ソノ議員は「李明博大統領の訪米は、韓米FTA処理を訪米の土産に 献上する日程と見られる」とし「われわれは韓米FTAを受け入れるが準備ができ ていない」と明らかにした。

民主労働党の姜基甲(カン・ギカプ)議員も「明日の外交通商委で要式的手続き をしようとしている」とし「牛肉朝貢のようにまた韓米FTAを約束して帰ってく れば、深刻な反国益行為だ。売国的な韓米FTAは全力を集めて防ぐ」と決意を明 らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-10-13 03:20:38 / Last modified on 2011-10-13 03:20:39 Copyright: Default

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