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韓国:韓米FTAは国会戦争の開始
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「韓米FTAは国会戦争の開始」

国会議員非常時局会議などが韓米FTA批准の中断を要求

キム・ヨンウク記者 batblue@jinbo.net / 2008年12月26日17時29分

韓米FTA拙速批准反対国会議員非常時局会議と韓米FTA反対汎国民運動本部は、 12月26日午前10時、国会政論館で記者会見をして国会が韓米FTA批准案を処理 すべきでない7つ理由を発表した。

非常時局会議などが提示した7つの理由は次の通り。△金融派生商品に対する規 制の強化を禁止する韓米FTA協定は国家の金融政策をマヒさせ、△米国の保護貿 易主義が強まっている状況で時期にあわないくなった協定であり、△米国での議 論が表面化して多角的な検討が必要であり、△韓国の先批准に対して米議会や政 府が圧力と認める可能性はなく、△先批准をしても米国の再協議の要求を防止で きず、△変化する状況への十分な研究もせず批准することは無責任な決定であり、 △経済危機の状況で韓米FTAを含む通商政策の根本的再検討が必要だということだ。

彼らはまた「韓米FTAで一度緩和された規制は再度強化できないラチェット条項、 医薬品特許権、著作権強化、農業破綻、投資家政府提訴制度などで国民の主権 と権利は深刻に侵害され、市場万能主義はさらに強化される」と主張した。

この日の記者会見で民主労働党の姜基甲議員は、「李明博大統領がブッシュ大 統領が退任する前に国会で批准するという鉄や石のように堅い約束をしなかっ たとすれば、こんな無理に動く理由はない」と非難した。姜基甲議員は「韓米 FTAは国会を戦場にする」、「国民が数えきれないほど警告したのにこれほど 無理に処理したことで、結局国会が戦場になった」と話した。

記者会見の参加者たちは「今国民に必要なのは拙速な韓米FTAの推進ではなく、 崖っぷちに追いやられた庶民の支援対策だ」と指摘し、韓米FTAの批准を中断す るよう政府と与党に要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-12-29 00:44:05 / Last modified on 2008-12-29 00:44:08 Copyright: Default

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