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「ブッシュ任期内に韓米FTAの処理は不可能」

韓米両国労総、韓米FTA反対共同宣言文を発表

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年02月18日15時53分

韓米両国労総、「投資家の権利を特権化するだけのFTA」

国会統一外交通商委員会は、2月13日に韓米FTA批准同意案を提出、 韓米両国の労働者が韓米FTA反対の声を集めて共同宣言をした。

民主労総と米国労総産別会議(AFL-CIO)、勝利のための変革連合(CTW)は共同で 発表した共同宣言文で「これまでわれわれは両国政府が労働組合と市民社会の 意見に耳を傾けずにいることを批判してきた」とし「実際、両国政府は米国の 貿易促進法(TPA)の期限切れ前に妥結するために突進し、重要な多くの問題を 無視した」と韓米両国政府のFTA拙速推進過程を批判した。

続いて昨年6月30日に締結された韓米FTAについて両国の労働者は、「投資家の 権利を特権化する経済モデルに基づくもの」とし「両国の労働者への無限の構 造調整、労働基準における『底辺に向かう競争』を誘発し、賃金と労働条件を 悪化させ、良質な雇用を非正規/臨時職雇用に変え、労働柔軟化を加速するも の」と指摘、「両国の議員は韓米FTAに強く反対するよう」要求した。

▲14日、民主労総は国会前で韓米FTA国会批准阻止決意大会を開いた。/イ・ジョンウォン記者

民主労総、「韓米FTA批准同意案拙速上程は、国会議員の『職務遺棄』」

民主労総の李錫行委員長は2月11日から14日まで米国を訪問、米国の労働者と 韓米FTA阻止共同闘争を決意して戻った。

民主労総は両国労働者の共同宣言と訪米過程を報告する記者会見を 今日(2月18日)開いた。

記者会見で民主労総は一部の国会議員が「韓国の国会は、韓米FTA批准同意案を 早期に処理することが米国議会への圧力」と述べたことに対し「米国のほとん どの民主党議員は一様に米議会への影響は殆どないだろう」といったとし、 「現在、米議会はコロンビアとのFTA処理問題が優先課題で、これにも反対が 多く処理は長びくだろう」とし「これを考えればブッシュ大統領の任期内に 韓米FTAを処理するのは技術的にもほとんど不可能だ」と米国会の反応を伝えた。

これについて民主労総は「国会は検証の過程もなく『私たちが先にやれば、米 国も付いてくるだろう』という根拠のない楽観と、李明博当選者がブッシュ大 統領と会う前に処理しなければならないという政治の論理を立てて、拙速処理 しようとしている」とし「これは国会議員の本分を喪失した『職務遺棄』」と 指摘した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-02-21 18:57:17 / Last modified on 2008-02-21 18:57:17 Copyright: Default

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