韓国:韓米FTA薬価暴騰憂慮、インド-EU FTAを見ればわかる | |
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韓米FTA薬価暴騰憂慮、インド-EU FTAを見ればわかる「ノバティスがインドの特許法破壊の試み...インド-EU FTAの中断を」
チョン・ヨンギル記者 2011.11.28 15:36
韓米FTA後の薬価暴騰の恐れが現実になりつつある。多国籍製薬会社ノバティス が『世界の薬局』と呼ばれるインドの特許法に訴訟を提起し、複製薬の生産に 制約をかけようとしている。 保健医療団体連合をはじめとする市民団体は、11月28日午前11時に、ソウル市 漢南洞の駐韓インド大使館前で記者会見を開き、世界の患者の医薬品接近権を 妨げる韓米FTA廃棄、インド-EU FTA交渉中断、ノバティス訴訟棄却を要求した。 彼らは「薬の価格を上げ、医療民営化を進める韓米FTAと同じように、ヨーロッ パ連合はインドとのFTAで患者の生命を脅かす協定を進めている」としFTA発効 が多国籍製薬会社の利益確保だけに集中すると批判した。 ノバティス社は、グリベックの特許で世界の白血病患者から暴利をあげてきた。 ノバティス社はインドの特許法によって特許付与を拒否されたため、インドの 特許法が貿易関連知的財産権(TRIPS)協定とインド憲法に反しているという訴訟 を提起した。29日はインド特許法訴訟についての大法院の最終弁論がある日だ。 インドの特許法は、製薬会社が既存の医薬品に小さな変更を加えて特許期間を 延長し、複製薬の生産を抑制して薬の価格を高止まりさせる行為を防止してい る。この法律によりインドは特許薬の1/10以下の価格で複製薬を生産している。 120か国以上の開発途上国に供給されるエイズ治療剤の90%がインド製の複製薬 で、世界のエイズ治療剤の50%をインドが供給する。 市民団体は「2007年に交渉が始まったインド-EU FTA交渉には医薬品資料独占権、 知的財産権の執行措置が含まれている。巨大製薬会社にとって独占的な特許の 強化で莫大な利益が保障されるが、世界の民衆と患者にとっては安い複製薬へ の接近を妨げ、生命を脅かす協定」とし、インド-EU FTAを中断するよう要求した。 韓国の白血病患者も2001年にノバティスのグリベック特許により1か月に300万 ウォン以上の薬代金を要求された。当時、一部の患者はインドの製薬会社ナッコ のグリベックの複製薬を1か月13万ウォンで購入した。 市民団体らは、「韓米FTAには許可-特許の連係、資料独占権、投資家国家紛争 制度(ISD)が含まれ、薬価制度と医薬品政策を米国が自由にできる独立した検討 機構、医薬品共同委員会などの設置が含まれている」とし「医薬品協定で最悪 の協定」と非難した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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