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韓国:[連続寄稿]活動補助人の権利を語る(1)
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活動補助、『良い雇用』?

[連続寄稿]活動補助人の権利を語る(1)

低い給与と不安定な労働にさらされる活動補助人

ペ・ジョンハク(活動補助権利の会) 2011.09.22 22:13

障害者活動補助人は、障害者が彼らの欲求による活動を支援するケア労働者だ。 活動補助は障害者にとって、手、足、目になってくれるというほど、とても重 要で専門的な仕事だ。現在、活動補助人は法的には労働者として認められてい るが、事実上、彼らの時給を支払う福祉部でも、労働現場でも、労働者として 認めるというより、奉仕者としての待遇を受けている実情だ。

活動補助人は、労働者という認識より奉仕者という認識が強く、彼らに対する 社会的な差別が労働現場で起きていても放置されているのが実情で、過度な感 情労働でストレス性疾病と筋骨格系疾患を訴えている。このような活動補助人 の処遇改善と権利保障は、障害者福祉の質的向上のためにどうしても欠かせない。

9月24日(土)午後2時、大学路で活動補助労働者のハンマダン・イベントが開か れる。ハンマダンを控えて活動補助人の権利を2回にわけて掲載する。

良い雇用なら、なぜ皆がやめるのか?

障害者活動補助人は、重症障害者の自律的な人生を支援して、地域社会で自立 できるように家事支援、身辺処理などを支援するケア労働者だ。

現在、政府は障害者活動補助を良い雇用事業だと紹介しているが、活動補助人 の現実は正反対だ。活動補助人の時給は3年も据え置かれ、最近、活動補助人の 労働者性が認められたと言うが、勤労基準法に明示された各種の手当てもない。 休み時間、食事時間、移動時間についての何の保障もない(中継機関の手数料を 除けば時給は6000ウォンだ)。また、活動補助利用者が明日から出てこないでく れと言えば、直ちに雇用を失う失業者の境遇に転落する。4年も活動補助人とし て働いても、専門性を認定されるどころか、始めたばかりの活動補助人も4年 以上働いている活動補助人も、時給には何の変化もない。

こうなると、低い賃金により生計自体が苦しく、仕事を掛け持ちしたり、それ も難しければ仕事を止めてしまうため、離職率が非常に高くなる。また、労働 現場で同性間の活動補助の原則は守られておらず、活動補助人の80〜90%が中高齢 の女性活動補助人がほとんどを占めているのが現実だ。

集まれば『悪口』? 堂々とした『権利』のために集まろう!

多くの活動補助人が低賃金と劣悪な労働現場に不満が多いが、活動補助人個人 が直接政府や中継機関に自分の権利を話すのは容易ではない。

特に活動補助の雇用を紹介して手数料を受け取る中継機関(障害者地域自立生活 センター、自活機関、福祉館など)は、活動補助人の労働権などの社会的権利に ついて非常に排他的な態度を示すことが多く、中継機関に労働過程での困難と 不満を提起するのは非常に難しい。

活動補助サービス事業を行っている多くの中継機関の一般的な情緒は「サービ スを受ける利用者の権利が優先で、活動補助人が集まると利用者の私生活を露 出したり利用者の悪口を言い、本当の雇い主である福祉部と争わずに中継機関 に不満を表出する」という。それは反対に活動補助利用者が集まれば活動補助 人への不満を話すのが同じように当然のことだろう。活動補助人は『悪口』を 言うために集まるのではなく、活動補助人自身が労働者としての権利を語り、 作るために集まるのだ。

むしろ中継機関が活動補助人の雇い主ではないという点と、活動補助サービス の制度改善や利用者のサービスの質を心から考えるのであれば、本当の雇い主 である福祉部と戦わなければならないのであって、活動補助人が集まることを 恐れることではないのだ。

活動補助人、労働条件改善のために声を揃える

2009年3月、韓国障害者自立生活センター協議会に所属する活動補助中継機関に いる活動補助人たちは、活動補助人の労働権をはじめとする社会的権利の声を あげるために、『活動補助権利の会』を構成した。この集まりは、活動補助人 自身が活動補助サービス制度についてどう理解して、現場で活動補助人の労働 条件をどう改善するかを議論する形で進められた。これに基づいて活動補助人 の労働条件と現場であふれ出る不満の事例をまとめ、地域別活動補助人懇談会 を開くなど、活発に活動した。

だが会の初期に、活動補助人の一人一人が現場で味わう不当労働と差別は多かっ たが、活動補助人が主体になって権利の声を上げることは忌避する傾向があり、 会を安定化させる過程は難しいものだった。すぐ目に見える成果がなく、具体 的な活動がないため、会の公式性を持たせることは非常に難しかった。

特に活動補助サービスの特性上、利用者の権利を擁護して、活動補助人の会に 友好的な中継機関と立場を共にするための努力をしなければならず、活動補助 人の組織の過程は倍以上の努力がかかった。こうした努力の過程が積み上げら れ、昨年11月2日、初めて活動補助人の労働条件改善のための福祉部長官面談要 求記者会見を開き、福祉部活動補助サービス担当者と活動補助人の劣悪な労働 条件を改善するための面談を行った。

24日、『全国活動補助人ハンマダン』開催

現在、活動補助人権利の会は、障害者活動補助人の劣悪で不安定な労働条件を 改善するために、『全国活動補助人連帯』の結成という拡張形態に進む計画を 持っている。また9月24日の午後2時に大学路マロニエ公園で『全国活動補助人 ハンマダン』を開き、活動補助人権利の会の新しい質的な跳躍の契機にしよう と思っている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-09-25 01:06:40 / Last modified on 2011-09-25 01:06:47 Copyright: Default

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