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韓国:事業場は違っても差別は同じ、「あってはならない間接雇用」
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事業場は違っても差別は同じ、「あってはならない間接雇用」

間接雇用の非正規職労働者が国会前で「現場証言」

ユン・ジヨン記者 2014.10.23 15:34

雇用不安、低賃金、差別などで苦しむ間接雇用労働者たちが、 非正規労働体系の廃棄を要求して共同行動を行った。

間接雇用事業場の労働者たちで構成される 「2014非正規職撤廃全国労働者大会組織委員会(組織委員会)」の代表者らは、 10月22日午前11時、国会前で記者会見を行って間接雇用事業場の現場証言を行った。 この場には仁川空港地域支部とC&M、SKブロードバンド、LG U+、 現代自動車非正規職などをはじめ、清掃、警備労働者などが参加した。

仁川空港は間接雇用労働者の割合が87%にのぼる代表的な間接雇用事業場だ。 チョ・ソンドク仁川空港地域支部支部長は 「現場の業務人員は非正規職が100%だ。 会社は単純業務だというが、 非正規職がストライキをすれば正規職が業務を代替できず、空港業務に支障が出る」とし 「単純業務なのに必須維持業務に指定してストライキが出来ないようにしている。 その上、会社は労組指導部だけに雇用継承を拒否して労組を抹殺しようとしている」と声を高めた。

ケーブル放送C&M非正規職労働者たちは、すでに110余日間、 C&Mの大株主であるMBKパートナース韓国法人の前で野宿座り込みを続けている。 C&M非正規職支部のキム・ヨンス支部長は 「すでに109人の非正規職組合員が解雇された。 解雇問題を解決してくれと要求したが、 元請と大株主のMBKは会社の職員ではないとし、何の反応もない」とし 「非正規職労働者たちはストライキをしても、会社は代替人員を投入してストライキを無力化する。 憲法上の団体行動権も保証されない」と鬱憤を晴らした。

SKブロードバンドとLG U+の間接雇用労働者も今年の初めに労組を結成したが、 会社は組合員の仕事を奪って労働者の生存権まで威嚇している。 LG U+支部のキョン・サンヒョン支部長は 「元請と協力業者は労組を破壊するために膨大な金を注ぎ込んでいる。 警告ストライキ3日したが、元請は自主的に技師を選んで労組執行部と組合員を標的として仕事を出さない」と説明した。

10月7日、入居者の放言に苦しんで焼身を試みた新現代アパートの警備労働者たちも状況は似ている。 ソウル一般労組のキム・ソンギ対協局長は 「最近、新現代アパート分会の組合員たちがマスコミの露出を敬遠している。 入居者が分会の幹部4人に再契約をしないと圧迫している」とし 「焼身したイ某組合員に放言をした入居者は、まだ謝罪も電話一本もない」と声を高めた。

ソウル市バス中央車路で乗り場の清掃をする23人の職員は最近、全員解雇を通知された。 労働者たちが労組を結成し、劣悪な労働環境をソウル市に問題提起してからだ。 ソウル市中央バス車路分会のユ・ギョンウォン分会長は 「15人の労働者たちが夜11時から朝7時まで、684か所のバス中央車路の乗り場の清掃をする。 だが140万ウォンほどの基本給の他には夜間勤務手当ても受け取れない」とし 「ソウル市庁に問題を提起したところ、1か月後に職員24人を全員解雇した。 ソウル市と業者が非正規職を奴隷扱いしている」と批判した。

現在、民主労総所属の間接雇用闘争事業場は、 地方自治体と大学、病院など清掃および警備労働者などをはじめ、 現代重工、現代自動車、現代製鉄、サムスン電子サービスなど、 民間大企業に多数分布している。

記者会見団は「巨大企業が主導的して間接雇用をはじめとする非正規職を量産し、 使用者責任を回避する方案として間接雇用を増やした」とし 「韓国社会にできてはならなかった雇用形態、雇用不安、低賃金、差別の核心である間接雇用の根本的な問題を解決しろ」と要求した。

なお組織委員会は10月25日の午後5時にソウル市世宗路ファイナンスビルの前で 「2014非正規職撤廃、全国労働者大会」を開く。 この日の集会には、約5千人の非正規職労働者と支援団体などが参加する予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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