韓国:非正規職ないソウル作り、公共部門の正規職化を要求 | |
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非正規職ないソウル作り、公共部門の正規職化を要求10万人署名、「非正規職を解決しなければ幸せなソウルは作れない」
ソン・ジフン記者 2012.09.25 18:37
10万6000人。ソウル市公共部門非正規職の正規職化を要求するソウル市民の数 だ。『非正規職ないソウル市作り共同行動(以下共同行動)』は、ソウル市公共 部門の正規職化を要求するソウル市民10万人と165のソウル地域団体代表者の 署名をソウル市に渡した。 朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は、候補だった時にソウル市の公共部門 の非正規職を正規職に転換すると約束した。だがパク市長は1133人の非正規職 労働者を無期契約職化しただけで、これという正規職化方案を出せずにいる。 まさにソウル市で働く清掃用役労働者だけでも5千人に達する。 そのため、民主労総ソウル本部と女性連盟、公共運輸労組ソウル本部保健医療 労組ソウル本部、進歩新党は9月10日から2週間、『非正規職ないソウル作り 対市民署名運動』と、『非正規職ないソウル作り労組政党団体代表者宣言』を 行った。その結果、2週間で10万以上の市民がソウル市の非正規職撤廃に同意し、 165の団体代表者が宣言に賛同した。 共同行動は9月25日午後、これをソウル市に提出して朴元淳ソウル市長との面談 を要請した。共同行動は朴元淳市長との面談で、公共部門の正規職化に対する ソウル市の正しい中長期展望と、期間制労働者の常時持続業務者に対する無期 契約職への転換、間接雇用労働者の直接雇用原則に立脚した直接雇用方案提示、 清掃用役労働者の直接雇用を要求した。 ソウル市の面談前に共同行動は、ソウル市議会前で決意大会を開き、公共部門 非正規職が全面的に正規職化されるまで闘争すると約束した。この集会で公共 運輸労組ソウル本部のコ・ドンファン首席副委員長は、「社会二極化、貧困の 核心には非正規職の問題がある」と主張した。彼は「非正規職問題を解決しな い限り、朴元淳市長が候補時代に約束したような、人が幸せで人生を変える ソウル市は不可能」と話した。 進歩新党ソウル市党のキム・イルン委員長は「利益と効率性に振り回されては ならない公共部門で、むしろ民間よりさらに多くの非正規職を使っている」と 話した。キム・イルン委員長は「ソウル市が核心事業として進める共同体復元 事業も、労働と非正規職の問題が抜ければきちんと進められない」と述べた。 彼はまた「朴元淳市長は4野党が一致協力してここにいる労働者が作った市長な のだから、私たちの正当な要求を堂々と明らかにして勝ち取ろう」と主張した。 先日発足したタサンコールセンター労組のシン・ミョンスク氏は「区庁と市庁 はもちろん、ソウル市内の存在するすべての施設の案内を担当して時は公務員 が行う請願業務も担当していた」といい、用役職員だから正当な代価を受け取 れないと明らかにした。彼女は「入社後に教育を受ける時も委託職員とは思わ なかった」と伝えた。彼女は「委託業者からさらに多くのコールを受けるよう に圧迫され、悪口や不快な言葉にも、いつも明るい声で応対するように強要さ れる」と話した。シン・ミョンスク氏はこれらすべてが「非正規職の問題」と 主張した。 ソウル市はこれまで無期契約職化の発表以後、2次非正規職対策の委託研究を進 めている。この委託研究はすでにソウルメトロなどから多くの問題提起を受け ているという。この圧迫でソウル市は、委託研究の結果発表を予定より約3週間 遅らせた。共同行動は「彼らの圧迫で私たちの要求が後退する結果になっては ならない」とし、委託研究の結果発表がソウル市の今後の非正規職対処政策を 計る試金石になると明らかにした。ソウル市の委託研究の結果は10月末頃に 発表される予定だ。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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