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韓国:非正規職のバカンス費用もピンハネする大企業下請業者
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非正規職のバカンス費用もピンハネする大企業下請業者

現代重工業社内下請労組、「下請業者、1人当り50万ウォンをピンハネ」

ヨン・ソンノク(現場記者) 2011.08.10 17:24

進歩新党蔚山市党東区党員協議会と現代重工業社内下請支会は、8月10日午前、 蔚山市のプレスセンターで記者会見を行って、現代重工業社内下請労働者たち の休暇の費用と激励金を中間で着服した社内下請企業等は、ピンハネした休暇 の費用を労働者たちに支払えと要求した。

[出処:蔚山労働ニュース]

現代重工業は文書で、社内下請労働者たちに支払う休暇の費用と激励金を現代 重工業社内協力会社協議会に渡したが、社内下請企業がこれを着服した事実が 下請労働者の情報提供により明らかになった。

進歩新党蔚山市党は7月26日、党広報紙を通じ、現代重工業元請から支払われる 支援金と実際に社内下請労働者に支払われる金額に違いがある点を暴露し、そ の後、進歩新党が設置・運営する賃金相談所でこれについて内容を尋ねたとこ ろ、実態を知らせる下請労働者の電話情報提供が殺到した。

オ・セイル現代重工業社内下請支会長も労組への問い合わせと情報提供が続い たとし、下請業者が中間で着服した賃金を直ちに支払うよう要求した。

進歩新党は「下請企業が下請労働者に渡すべき支援金から1人当り50万ウォンを 削減して支払い、その差額を横取りしたが、『差額の50万ウォンは夏期休暇を 5日間有給で実施することで相殺されるので決して中間着服ではない』と抗弁し た」とし「だが正直に元請が設定した支給基準のとおり休暇の費用などを全額 支払い、5日間の夏期休暇を有給で処理した企業も多数ある」と反論した。

進歩新党蔚山市党は「したがって下請業者自身をその構成員とする現代重工業 社内協力会社協議会が設定した支給基準に達しない休暇の費用と激励金を支払 い、休暇期間の全てまたは一部を無給で処理したのは弁解の余地のない不当な 措置」と強調した。

特に進歩新党東区党協のチョン・ミョンファン委員長は「下請も悲しいが、正 規職の4分の1にあたる250万ウォンを支払えというのを中間で横取りし、160万 ウォンしか支払わなかったので抗議すると、たった20万ウォンだけ支払い、70 万ウォンは業者が踏み倒すという事例もあった」とし「東区党協ではこの問題 が解決するまで努力をする」と話した。

進歩新党と現代重社内下請支会は、該当企業が自分たちの誤りを認め、遅くとも 来週末までには是正するよう強く要求した。

彼らは「もし該当下請企業等が進歩新党の自律是正要請を無視すれば該当業者 のリストを全て公開し、司法当局に告発措置する」とし「元請の現代重工業と 現代尾浦造船も下請企業等の各種の不法・不当行為の責任から決して自由では ないという点を肝に銘じ、誤りを正すよう積極的に動くなど責任を持って行動 しろ」と要求した。(記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-08-11 13:10:12 / Last modified on 2011-08-11 13:10:13 Copyright: Default

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