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韓国:STX非正規職の正規職化で下請労働者に希望を
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「STX非正規職の正規職化で下請労働者に希望を」

造船活動家の会、「STX使用者性認定、正規職化争奪決意大会」開催

チョ・ソンウン記者 2011.06.02 15:05

造船活動家の会「疎通と連帯」は6月1日正午、慶尚南道昌原市新月洞にある STX造船海洋R&Dセンターの前で「STX元請使用者性認定と非正規職正規職化 のための決意大会」を開き、「造船労働者の疎通と連帯でSTX非正規職労働者の 闘争を勝利に導き、この闘争を見守る12万の造船下請労働者の希望を作ろう」 と決意した。

[出処:蔚山労働ニュース]

この日の決意大会には、金属労組慶尚南道支部、馬昌巨済産闘連、双竜車昌原 支会、デリム自動車支会、S&T重工業支会、現代車非正規職支会 ファン・ イナ組合員、現代三湖重工業現場活動家連帯、現代重工業全農会、現代重工業 社内下請支会、大宇造船現民闘、斗山重工業解雇者、昌原と釜山地域の活動家 が参加した。

STX造船海洋のカン・ホミョン非正規職現場委員は、経過報告で「STX非正規職 組合員7人は、2004年から2011年まで、4年から7年間STX造船海洋物流チームの ファチャン開発に所属して働いた。2010年4月に正規職と同一労働、混在勤務に よる不当な差別と処遇改善を要求して、差別救済申請を地方労働委員会に請求 し、5月に労働組合を結成した。8月、地労委で却下処分を受け中労委でも差別 対象ではないという理由で却下と判定された」とし「2010年12月、ソウル地方 法院に勤労者地位確認訴訟を提起した。2011年1月31日にファチャン開発はもう 請負業務ができないと自主的にSTX造船海洋に返却した。組合員7人を除き全員 が雇用継承された」と明らかにした。

続いて「不当解雇および正当な労働者の権利を勝ち取るための出退勤闘争およ び地域市民宣伝戦をしている」とし「闘争勝利のために一歩一歩前進する」と 話した。

「STX非正規職解雇者7人の闘争を造船所下請労働者が見守っている」

造船活動家の会「疎通と連帯」のノ・スンボク共同議長は大会発言で「労働者 が正当なストライキをしても、政府は不法だと規定して公権力を投入して労組 を弾圧する。政府と資本は労働者を収奪し搾取している」とし「われわれは、 民主労総、金属労組の上層部からの指示だけを見て、指針を待つだけなのか? 現場での疎通を強化し、連帯を強化し、闘争を準備しよう」と強調した。

続いて「ストライキ現場で疎通と連帯を強めなければ、政府と資本をひっくり 返す闘争は準備できない。そこで造船業活動家が先鋒に立って闘う」として 「今日、この場も下からのコミュニケーションと自発的な連帯で、集会を進め ている。この連帯の場にSTX非正規職労働者が参加している。7人の解雇者が闘っ ている。造船所の下請労働者がこの闘争を見守っている。造船労働者の疎通と 連帯でSTX非正規職労働者を勝利に導き、12万造船所下請労働者の希望を作って いこう」と訴えた。

金属労組慶尚南道支部のパク・ホンジン副支部長は「85号クレーンに上がった キム・ジンスク同志は『声の大きくない人々があちこちで決死の闘争に命を賭 けていると言い、その上一日3回、命を賭けている仲間も見た』と話していた。 私は責任が持てないことは言いたくない」とし「非正規職闘争に連帯している が、公の組織の非活動性についていろいろ考える。固まっていてよく動いてい ない。われわれは新しい夢を見るべきではないか? まったくその通りだ。仲間 たちと会えてうれしい。私たちの闘争や暮しで、また問題点を資本に置いて改 めて資本に対する判断をして、労働解放の夢を見て、私たちが主体になってや り直して共に歩いていこう」と力強く話した。

昌原地域の歌グループ「良い世の中」のコンサートも続いた。

[出処:蔚山労働ニュース]

金属労組デリム自動車のイ・ギョンス支会長は「今朝、非正規職労働者から、 嫌になるほど悪口を聞いてきた。彼も非正規職だが『労働組合の人が一番嫌い』 だと言う。彼は旧ボルボの非正規職だったが、その時の佗びしさが正規職への 怒りになって表現された」、「いま巨済のカン・ビョンジェ同志がSTX非正規職 闘争をしているが何もきちんとできていないようだ。非正規職集会もあまりな い。進歩政党と民主労総が非正規職を撤廃しようと叫ぶ。宣伝戦する。そんな ことはみんな目に見える活動だ。すぐ目の前の巨済問題、STX問題をどう解決す るのか悩まなければならない。この問題も解決できず、どんな闘争をするのか? カン・ビョンジェ同志闘争、STX非正規職闘争に連帯して欲しい」と訴えた。

続いて「STX非正規職の仲間たちと一緒に長い時間を過ごしている。私も解雇者 だが、身分を保障されている。この仲間たちを見て、本当に申し訳ない気持ち だ」とし「今からでも一緒に闘おう。STX非正規職解雇者、デリム自動車解雇者 がまず共同闘争を作っていこう」と提案した。

現代尾浦造船キム・ジュンヒ解雇者は「STXの社内下請割合は81%、大宇造船は 約70%、三星重工業61%、現代重工業も似たような割合だ」とし「良い雇用は良 くならず、悪い雇用が増えるばかりだ。造船では非正規職の割合が急激に高まっ ており、労組を作ると報復性解約、解雇、ブラックリストで弾圧して外に追い 出している。造船活動家の会は、こうした資本の弾圧に対して造船業種活動家 が集まって連帯の方案を探し、非正規職のない世の中を作るために集まった」 と造船活動家の会の地位を説明した。

「金属労組慶尚南道支部は今からでもSTX非正規職労組の設立を承認しろ」

造船活動家の会の代表者たちの発言が続いた。

現代三湖重工業現場活動家連帯のある活動家は、「昨年12月15日、8人の仲間が 解雇され今では9人が共に戦っている」とし「解雇されてとても混乱した。その 時、自分の胸で感じたのは、前のSTX非正規職の仲間のように、非正規職の仲間 たちはいつも解雇が繰り返され、これが彼らの生活なのだが、私が解雇されて 苦しんでいるんだと反省した。すると非正規職の仲間が見え始めた」と話した。

続いて「98年に派遣法が通過して、労働者の人生は苦しくなり、さらに厳しく なっている」とし「造船業種での非正規職は70〜80%だという。子どもたちが働 く年齢になる15年後には、95%が非正規職になるだろう。非正規職連帯は子ども の未来のための連帯だ。STX非正規職の仲間と連帯する」と決意した。

STXのオ・ミンス非正規職現場委員は「解雇されて半年たった。大変なことが多 かった。果たして続けるべきかとも考えた」とし「だが周囲を見ても、仕事は 非正規職しかなかった。1人でもかたまって、最後まで戦い、非正規職をなくす ために少しでも助けになろうと決意した。多くの支援の仲間たちがいる。民主 労総金属労組が力を貸して、最後まで戦えればいい」と力を込めて話した。

現代重工業社内下請支会のオ・セイル支会長は「今日ここにいる支会役員にハ・ チャンミン副支会長がある。ブラックリストで解雇された。造船事業場の下請 労働者たちは、組合員だという理由で、労組活動をしたという理由でブラック リストに載り、解雇されている。これが造船所下請労働者たちの現実」とし、 「今日、正規職の仲間たちが連帯に駆け付けた。こうした小さな闘争が必要な 時、連帯を越え、自分の事業場の非正規職闘争への連帯を熟慮してほしい。誰 かの誤りを問い詰める前に、資本が私たちを分断している。私たちすべてが同じ 船に乗れるように、皆で努力しよう」と訴えた。

続いて「カン・ビョンジェ同志が鉄塔に上がって、STX非正規職労働者たちは、 まだ労組に行けずにいる。誰のために労組が作れないのか分かる」とし「慶尚 南道地域の仲間は、STX非正規職労働者が労組を作れるように努力してほしい。 すべての造船所に労組の旗がはためく現場にするために、今日の決意から始め よう」と力説した。

大宇造船現民闘のカン・ウヨン会員は「STX非正規職の仲間たちが熱心に闘争し ているのを見て胸がじんとした」とし「現場に戻れば正規職だが、改めて闘争 を始めようと決心した。民主労総も政府の顔色をうかがわずに戦い、非正規職 撤廃に勝利したい」と話した。

造船活動家の会の関係者は「金属労組慶尚南道支部はSTX非正規職労組設立承認 を2回も否決した。STX非正規職の仲間たちは労組ではなく、慶尚南道支部に個 別の組合員として加入している」とし「慶尚南道支部がSTX非正規職労組承認を 拒否したのは、STX正規職労組が反対したためで、STX正規職労組は非正規職が 労組を作る時、まず自分たち話をしなかったから反対だという。今非正規職は 正規職労組の許諾を受けなければ労組も作れず労組活動もできなくなってしまっ た。もはや地域連帯闘争の模範だった馬昌労連はない。今からでも慶尚南道支部 はSTX非正規職労組設立を承認しろ」と訴えた。

決意大会を終えた集会隊伍はSTX総合技術院の前までのデモ行進を始めた。

整理集会の発言者に出たヤン・ドンギュ前金属労組京畿支部長は「カン・ビョ ンジェ同志が鉄塔に上り、STX非正規職の仲間が闘争っているのに、われわれは、 金属労組は何をしているのかはがゆい」とし「造船業でのこの闘争を金属労働者 全体の闘争にしていかなければならない。今日の決意大会を金属労働者共同闘争 の出発点にしよう」と訴えた。

続いて「李明博政権はマスコミを使って年俸7000万ウォンの労働者が不法スト ライキをしていると言っている。だが年俸7000万ウォンは勤続30年の労働者が 残業、特別勤務、成果金を入れ、一部いるだけで、平均年俸は5000万ウォンで 時間給は最低賃金を少し越える5000ウォン水準だ」とし「資本の無差別な弾圧 にもかかわらず、ユソン企業闘争で昼間連続2交代制が問題になった。闘争の 機会だ。造船労働者と自動車労働者が一つになるように力強く闘争していこう」 と話した。(記事提携=蔚山労働ニュース)

[出処:蔚山労働ニュース]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-06-04 11:28:35 / Last modified on 2011-06-04 11:28:50 Copyright: Default

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