韓国:大量解雇された学校非正規職が教育庁に雇用安定対策を要求 | |
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大量解雇された学校非正規職が教育庁に雇用安定対策を要求事業計画変更、学生数減少などを理由に一日で大量解雇
ソン・ジフン記者 2013.02.21 18:07
文龍鱗(ムン・ヨンニン)教育監とソウル市の学校非正規職労働者の対立が鋭い。 ソウル市教育庁がソウル市のチェ・ボソン議員に提出した資料によればソウル 教育庁は、3月までに合計778人の学校非正規職労働者の解雇を予告している。 資料から脱落した解雇者も集計すれば解雇者は千人にのぼるものと見られる。 ソウル学校非正規職連帯会議は、大量解雇事態にソウル教育庁の責任ある努力 を要求し、2月18日から教育庁前で野宿座り込みに突入した。しかし、ソウル市 教育庁は20日の晩、公権力を動員して座込場をすべて撤去した。学校非正規職 労働者たちは、こうしたソウル市教育庁の行動に「ソウル市教育庁は学校非正 規職労働者を使い捨ての消耗品扱いしている」と反発した。ソウル市教育庁は 前任の郭魯炫教育監の時、学校非正規職労働者の使用者がソウル市教育庁だと 認めたが、今は学校非正規職の解雇は学校長の正当な権限だという立場を取っ ている。 今回解雇された学校非正規職は、ソウル市の学校非正規職全体の5.7%に達する。 これは全国17の市道教育庁で一番高い割合だ。 学校非正規職労働者の解雇事態は、例年行事のように発生している。特に理由 のない契約期間終了が多く、差別的な定年適用や事業基準の変更、学生数不足 などを理由として解約を通知する事例が増えている。 「常時持続的業務で働く者は、勤務期間2年が経過しなくても修習期間が経過し た場合、評価を行い非正規職の雇用安定対策に積極的に協力しろ」というソウ ル市教育庁の学校非正規職雇用安定協力方針にもかかわらず、一線の学校には 無期契約を避けるために満了直前解約を通知したり事業計画を変更するなどの 『せこい方法』が盛んに行われている。 先月はソウル型革新学校のサンヒョン初等学校の学校非正規職労働者の全員が 解雇される事態が起きた。サンヒョン初等学校長は、1月28日、行政担当、教務 補助、科学補助、電算補助、司書など、サンヒョン初等学校の非正規職労働者 10人に対し、2013年2月28日付で再契約を打ち切るという携帯メッセージを発送 した。契約終了の理由などについて、事前に何の議論もない一方的な通知だっ た。サンヒョン初等学校長は、「今年2月28日付で名誉退職を申請した状態で、 その後に赴任する校長先生に負担を押し付けたくないという理由で10人への 再契約をしない」という立場を明らかにした。 ▲サンヒョン初等学校の解雇通知携帯メール[出処:全教組] 大量解雇事態に対し、ソウル教育庁からは適当な答えがなく、学非連帯は21日 の午後、ソウル市教育庁の前で集会を開き、ソウル市教育庁に学校非正規職の 大量解雇事態の責任を取れと要求した。学非連帯は「ソウル市教育庁は期間制 法を悪用し、教育庁の指針を無視する学校に対して当然、是正の指示と正しい 方向を定めて行けるように管理監督を強化すべきだが、むしろ同調している」 と教育庁を批判した。 実際に、期間制労働者も特別な理由がない限り解雇はできないという裁判所の 判例があるが、ソウル市教育庁は校長の権限で学校非正規職労働者の契約期間 を満了させる行為を黙認している。 ホ・ジョンヒ女性労組ソウル支部長は「例年行事のように非正規職が通りに追 いやられている」とし「学校長が望む通りに働いても解雇される現実」を指摘 した。ホ・ジョンヒ支部長は続いて「郭魯炫教育監に続き、文龍鱗教育監まで 学校非正規職問題で教育監が本来の役割をしていない」と指摘し、学校非正規 職の解雇事態の責任がソウル市教育庁にあることを強調した。 学非連帯は、ソウル市教育庁と文龍鱗教育監に雇用安定対策を要求すると同時 に、大量解雇事態をすぐ解決しろと要求した。続いて全職種の無期契約職転換 を要求し、事態が解決しなければストライキなど総力闘争を展開すると警告した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2013-02-22 07:19:53 / Last modified on 2013-02-22 07:19:53 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |