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非正規法の副作用、非正規職は早急すぎる?

環境労働委国政監査、イーランド会社側と労働部集中叱責

イ・コンマム記者iliberty@jinbo.net / 2007年10月24日22時16分

イーランドが知らせた非正規法回避策

請負業者に所属する間接雇用労働者をまず整理しろ!
人事規定と団体協約により、事実上無期契約労働者でも仮借なく 契約満了を理由に解雇しろ!
職務給制度は差別是正回避の偽装に使え!
現金PDA導入でレジ係を削減し、業務は入店業者に転嫁しろ!
非正規職解約、白紙契約、正規職転換配置、外注化を同時に推進しろ!

上の五種類は、段炳浩民主労働党議員が10月23日の環境労働委員会国政監査で 明らかにした『イーランドが知らせた非正規法を避ける5つの方法』だ。

段炳浩議員は国政監査でイーランド事態について「この問題はホームエバーが 非正規法の施行でこれを避けるために、無理に17か月の契約職にさせ、差別是 正を回避するために18か月以上を選別して職群制を作ることで始まった。ニュー コアは、構造調整と非正規法回避を同時に達成するために勤労契約書まで変造、 偽造までした」と指摘した。

「違法は、程度がひどければ違法になる」

この日の国政監査では、イーランド会社側に対する叱責があふれたばかりか、 これを管理監督する労働部も袋叩きにされた。

▲環境労働委国政監査の証人に出席したノ・ミンギ労働部次官

特にノ・ミンギ労働部次官が「なぜ非正規法がこれほど多くの問題点を発生さ せているのか」という議員からの質問に、「非正規職労働者がとても早急だと 思うからだろう」と答え、議員からの問題提起が続いた。

段炳浩議員は「次官の回答が現在非正規法で発生している問題を見る労働部の 視点ではないか」と指摘した。ホン・ジュンピョ議員も「次官の回答は不適切 な回答」とし、「(イーランドの態度は)適法ではなく、違法でもないというが、 それは違法行為の程度がひどければ違法になるのだ。なぜ議員があらゆる問題 点を指摘しているのに、そんな回答をするのか」と声を高めることもした。

李相洙長官の『言葉』再び俎上に

また労働部の李相洙長官がイーランド労使交渉に対して言った言葉が俎上に 上った。

李相洙(イ・サンス)長官は去る7月、イーランド労使の交渉前日になると「会社 側は相当な譲歩をする雰囲気を示している」、「労組も段階的に思考すべきだ が、一度にあまり多くを得ようとしているのではないのか」等の話をマスコミ に伝え、最初から「会社側は譲歩しているのに労組が問題だ」というような論 理を作り、占拠座込み場に公権力投入の正当性を作った。

これに対してウ・ウォンシク議員は「どの文書でも公権力を投入するほど、会 社が大きく譲歩したということは見つけられない」とし「裏で聞いたことを公 式に話してもいいのか」と指摘した。

一方、環境労働委員会が国政監査に参加しないイーランドグループのパク・ソ ンス会長に対してまた証人出席を要求し、11月2日の国政監査でもイーランド事 態は争点として続くものと見られる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-11-05 04:00:20 / Last modified on 2007-11-05 04:00:20 Copyright: Default

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