韓国:蔚山ミンドゥルレ分会初の団体協約締結 | |
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蔚山ミンドゥルレ分会初の団体協約締結「苦しい闘争をする非正規職労働者の助けになれば」
チョ・ソンウン記者2010.05.25 18:43
3月5日に発足した公共労組医療連帯支部蔚山ミンドゥルレ分会が5月25日、 初めて団体協約を締結した。 連帯労組蔚山科学大支部に続いて蔚山東区地域で非正規職労働者たちが労組に 団結して勝ち取ったもうひとつの小さな成果だ。 蔚山ミンドゥルレ分会は5月25日午後12時30分、蔚山大学病院民主広場で組合員 総会を開き、団体協約暫定合意案への賛否投票を行い、全員一致で通過させて 午後1時に(株)現代SNSと団体協約締結調印式まで終えた。 パク・キョンヒョン分会長は調印式を終えた後、「満足してもいるし、さびし くもある。昨年末に解約されて気苦労も多かった。万感が交差する。今、雇用 安定、最低賃金などをしっかり勉強して団体協約を守り、苦しい戦いをしてい る他の非正規職の方々の役に立てばいい」と述べた。 ミンドゥルレ分会のある組合員は「初めてチョッキを着た時はドキドキして、 何かをするんだなと胸がときめいた。チョッキを着て闘争したので、透明人間 からやっと人間扱いされるようになった。団結することそのものがとにかく嬉 しい」と団体協約締結の意義を語った。 蔚山ミンドゥルレ分会は3月29日、分会役員と蔚山科学大支部のキム・スンジャ 支部長懇談会で、連帯労組蔚山科学大支部団体協約を基準とする交渉要求案を 検討し、31日に組合員懇談会で団体交渉要求案を審議した。続いて4月8日、東 区の「トブロの森」で団体協約1次交渉を始めた。 ミンドゥルレ分会は5月13日の7次交渉を最後に交渉決裂を宣言し、すぐ組合員 総会を開いて争議行為を宣言、釜山地方労働委員会に争議調整を申請した。ミ ンドゥルレ分会の組合員は13日から順法闘争に突入した。 また昼食時間にゼッケンをつけたチョッキを着て宣伝戦を行い、蔚山大学病院 の民主広場に集まって昼食集会を開催した。 この過程で蔚山大学病院使用者側はミンドゥルレ分会の遵法闘争が「不法」と 組合員を脅迫したが、ミンドゥルレ分会の組合員は動揺せず労組に団結して、 団体協約を締結した。 ミンドゥルレ分会は団体協約締結で、労組活動、勤務時間中の組合活動、組合 員教育時間、組合費控除、広報活動などの自由な労組活動を保証された。 また定年退職者に「嘱託契約職として2年以内の期間を定めて再雇用することが できる」と合意した。(記事提携=蔚山労働ニュース) 翻訳/文責:安田(ゆ)
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