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韓国:三回目の解雇、しかし最後まで闘う
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三回目の解雇、しかし最後まで闘う

[寄稿]星辰女子高学校非正規職チョン・スウンの話

金テワン(公共労組)/ 2009年10月13日10時00分

星辰女子高で14年間働き、2009年6月15日に三回目の解雇事態に会った一人の女 性労働者がいる。彼女は2007年に施行された非正規職法の最も弱い最初の犠牲 者の一人だった。「非正規職法だから仕方ない、国が皆さんを疲れさす」とし て解雇した星辰学院財団の姿を彼女は忘れない。最初と二回目の解雇に続き、 三回目の解雇。3年になろうとする苦しい闘争の時間。しかしまだ止められない、 このままくやしく退くことはできないと言って、一人で気持を確かめながらプ ラカードを持ち、不当解雇撤回闘争の現場に立つ。

彼女の闘争は2007年当時の非正規職法で解雇された無力な学校非正規職労働者 の闘争を代弁していた。そして、今は星辰学院財団というゴリアテが無力な女 性労働者の暮しに加える苦痛と不当な解雇に大航海で戦う。このまま退けば学 校非正規職労働者に結局、私は巨大な力には勝てないという絶望を植え付ける だけだと話す。彼女は自身の闘争が学校非正規職労働者に見せた希望を捨てら れないと話す。彼女の名前はチョン・スウン、2007年6月30日非正規職法による 解雇事態と戦い始めた女性労働者だ。

今回の三回目の解雇について学校側は、法院判決を根拠にチョン・スウンが現 行法に違反したことが理由だと主張している。実際に彼女は2009年4月7日に判 決を受けた。しかしそれがすべての真実ではない。その中に隠されているのは、 最低限の生存を守ろうとした女性労働者を何とか追い出すために、2年以上の間、 絶えず加えた暴力だった。学校が非正規職法を理由に解雇通知という殺人行為 を行わなかったならなかったはずの業務上のミスが解雇の理由になった。そし て、学校はその暴力の過程には徹底的に口を閉ざして真実を知らせるすべての 声には弾圧を続けている。

代表的な例でとして、星辰財団理事長と星辰女子高校長は10月9日、ソウル市教 育庁で開かれた国政監査に証人として出頭した。彼らは自分たちには何の誤り もないと主張し、権永吉議員室側が提示した労使間の仲裁をすべて拒否した。 「やるならやれ! われわれは最後まで弾圧し、労組に加入して学校を濁らせる チョン・スウンを学校から追い出す!」彼らは夜11時まで続いた国政監査でその ように叫びたかっただろう。

10月7日、その時その姿が星辰財団の真実だ。

解雇後4か月になろうとする時だった。その間、学校は黙々無返答であったし、 責任者の星辰財団はすべての対話経路を閉ざした。チョン・スウンと彼女の不 当解雇撤回を主張する労働社会団体は2007年から今まで続く星辰財団傘下機関 での非正規職労働者に対する弾圧事態の真実を学生たちに正しく知らせなけれ ばと考えた。

そしてついに2009年10月7日、チョン・スウンが所属する公共労組ソウル京仁公 共サービス支部(ソウル京畿支部)は星辰学院財団がある誠信女子大内で2007年 から始まった星辰の非正規職労働者の闘争の姿を現わした写真展を開いた。当 時、誠信女子大総学生会は誠信女子大秋祭りをむかえ、歌謡祭など各種の学内 イベント開催のために学内に舞台を積み、体育大会をしていた。ソウル京畿支 部はイベント会場近くに写真を置くだけだと誠信女子大総学生会に要請した。

▲学校側はイベント会場にチョン・スウンに関する写真が置かれているという理由で、学生たちのイベントに対する電気および舞台施設に対する支援を撤回した。

しかし学校側はイベント会場にチョン・スウンに関する写真が置かれていると いう理由で、学生たちのイベントへの電気と舞台施設への支援を撤回した。総 学生会のイベントと無関係な写真展が総学生会イベントへの学校側の正当な支 援が切られる理由にはならない。しかし学校は写真を移動しても、単に気分が 悪いという理由で総学生会イベントへの舞台施設および電気支援を切った。

それも知らずにチョン・スウン、そして一緒にいた公共労組ソウル京畿支部の 活動家は学生に被害をおよぼさないという一念で、写真をイベント会場から遠 く離れたところに移して設置した。するとまたとんでもない光景が行われた。 机とトラックを利用して写真を学生が見ることができないように遮ったのだ。 ここが大学なのか、でなければ戦闘警察車で投げ飛ばしている市庁広場なのか が分からなくなる場面だった。果たして彼らは自分たちの非正規職労働者弾圧 が教育機関として恥かしいことだとしってはいるのだろうか。

▲とんでもない光景が行われた。机とトラックで学生が写真を見えないようにした。

非正規職の悲しみない学校現場!星辰女子高闘争の勝利から始めよう!

すでに学校という空間は非正規職労働者には限りなく厳酷な空間になっている。 そしてその中でも特に星辰財団傘下の学校は、非正規職労働者に果てしなく苛 酷な空間だった。2008年、誠信女子大美化労働者の集団解雇は象徴的な事件だ。 2007年から今まで続くチョン・スウンの闘争もそうだ。2007年から今でも彼女 は一人で戦っている。この巨大な学校の緻密な攻撃に対抗して、果たして勝て るかという不安も数えきれない程襲撃する。

だが希望はここでは終わらない。2007年から今でも多くの市民社会団体と政党 が相変らずチョン・スウンの闘争に連帯の絆を放さずにいる。他の学校で働い ていた学校非正規職労働者たちは、チョン・スウンの闘争に連帯するため休暇 を取り、自身の現場を出て、闘争の現場に共に立つ。ソウル京畿支部所属の美 化労働者と施設管理労働者は学校行政補助だったチョン・スウンとは業種も違 い、事業場も違うが、集会のたびに共にそこに立った。また美化労働者解雇の 時に連帯を惜しまなかった誠信女子大学生たちは「非正規職ない美しい星辰作 り」という署名運動を進めた。誠信女子大総学生会は学校側での総学生会不認 定と、学園祭での施設撤去など、ひどい弾圧の中でも屈することなくチョン・ スウンの闘争を最後まで支持援護している。そして誠信女子大学生たちの団体 の誠信女子大学生デモ行進は「星辰の非正規職労働者と連帯するサポーター」 という団体を作り、チョン・スウンの闘争に先に立って連帯している。

▲誠信女子大総学生会は学校側での総学生会不認定と学園祭での施設撤去などひどい弾圧の中でも屈することなくチョン・スウンの闘争を最後まで支持援護している。

学校非正規職労働者。学校ごとに、ある職種ごとに1人ずつしかいない。少数の 労働者。だから孤独だ。しかしチョン・スウンの闘争は、学校非正規職労働者 の闘争が決して孤独ではないということを知らせている。彼女が必ずこの連帯 に力づけられ、現場に戻れるように。彼女が働いていた星辰女子高、星辰財団 が非正規職労働者に悲しみと痛みを与えない幸せな職場になるように。さらに、 学校の多くの労働者たちが非正規職の悲しみを体験しないことを望み、星辰女 子高のこの問題の解決がその始まりになることを心より願う。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-10-15 01:30:13 / Last modified on 2009-10-15 01:30:17 Copyright: Default

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