韓国:聖公会大が私に教えた通り行動するだけです | |
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聖公会大が私に教えた通り行動するだけです[寄稿]今の対立がもうひとつの希望になることを
キム・ミラ(聖公会大非正規職) 2011.07.05 01:25
聖公会大学校に入っていつしか2年になります。入った時、私たちを紹介する時 までは、私たちの業務や担当する学科を話していましたが、今は残った契約期 間を話すことに慣れてしまったわれわれは『契約職』行政職員です。そして、 契約職行政職員の前は、この聖公会大学校を卒業した学生でした。われわれは かなり長い間、学生として、また職員として、聖公会大学校と一緒にしてきま した。そのためか、契約満了を前に、また契約が満了した今この時点で、本当 に多くのことを考えます。 ![]() 2月、一緒に働いた同僚に契約満了を知らせる『短い』手紙一通が『配達』され ました。再契約するのが当然だが、それはできないという内容の手紙でした。 離別を知らせる姿と態度も本当に腹立たしかったのですが、さらに我慢できな かったのは、その途中で感じた非正規職として生きるということ、生きてきた ことへの悲哀だったようです。これまでニュースや新聞などで語られた多くの 非正規職の哀歓が、まさにその時、始めて私たちに私たち自身の問題として近 付いてきました。本当に薄情ですね。 それでも、少し遅くはあっても、私たちは自分の言葉を伝え、また要求すべき は要求しようと考えました。それはこれまで熱心に現実を無視して生きてきた 私たち自身の反省で、同時に私たちが卒業した『進歩』の大学、『人権と平和』 の大学、聖公会大学校に対する愛情と、そこから出る勇気でした。それで人々 と会い、話をして、互いに共感しながら『非常対策委員会』を構成し、本格的 に行動を始めました。 私たちが卒業した学校であり、私たちの職場でもある学校で、先生たちに向かっ て、また私たちの先後輩、そして同僚に向かって、初めてマイクを持ち、プラ カードを持って話し、共に笑って泣きました。本当に慣れずに難しいことでし た。どれ一つしたこともない経験の中で、時にはさらに多くの傷を受ける前に 止めてはどうかと考えてもみました。さらによそから別に採用された人が、こ うしたことに耐えられなければならないので難しいのも事実でした。そうする うちに私たちの闘争を支持しつつ、一方でまだ『若い』私たちに離職を薦める 方もいました。 ![]() しかし、公開懇談会、ピケッティング、署名運動、後援酒屋、抗議訪問など、 最初から今まで私たちを支持し一緒にしてくれた多くの人がいるので、私たち は決して簡単に止められませんでした。むしろ時間が経つほど、さらに固くな る自分自身を発見できました。そして何よりも今、私たちにはこの闘争がこれ まで私たちの中にある憂鬱と敗北意識から抜け出し、本当の私として位置を占 める過程だからです。非正規職という名で私が評価され、またそのために私が 仕事をやめて学校を離れなければならないのではなく、学校に愛着を持ち一生 懸命働いて、また私ができることが、そしてすべきことがまだ残っているので、 私たちをこれからもここで働かせてくれと、とても常識的な要求をするのです。 私たちの要求と主張について、学校もそれなりの要求と主張があるでしょう。 そこに違いもあるでしょう。しかしその違いが差異と差別でなく、互いを尊重 する方式で調整されることを心より望みます。そして何よりもその中で人に対 する暖かい豊かな悩みがあればいいでしょう。この過程があるいは遅いかもし れず、また時には骨を削るような自分の痛みを伴うかもしれません。それでも 問題を伏せていけば、いつかは爆発するのは明らかです。これ以上、問題を伏 せようとせず、提起された問題が円滑に解決されるために、われわれは多くの 努力をして、学校だけでなく、地域社会を含みさらに多くの人々と共にしよう と思います。 対立は平和の反対語でしょう。以前は静かで平和で幸せな未来を夢見ていたよ うです。でも今は対立を解決するために調整して、その中で代案を探す、誰も が言う権利と、これを通じて得る経験がみんなの役に立つような結末を望みま す。私たちが愛する私たちの聖公会大学校が『未来の姿』を『現在の反省』から 見つけ、今の対立がもうひとつの希望になることを切実に希望します。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-07-08 17:16:08 / Last modified on 2011-07-08 17:16:19 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |