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韓国:「清掃労働者に暖かい休憩室を」
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「清掃労働者に階段の下ではない暖かい休憩室を」

清掃労働者労働条件改善請願提出、10万輪のバラ署名運動開始

チョン・ヨンギル修習記者 2011.09.29 17:39

9月29日から12月31日まで、清掃労働者を応援する10万輪バラ署名運動が始まっ た。公共運輸労組などで構成された『暖かいご飯一食の権利キャンペーン団 (キャンペーン団)』は、29日午前11時にソウル市汝矣島デリムビルの前で記者 会見を行い、清掃労働者労働条件改善の立法請願と10万輪バラ署名運動を始めた。

公共労組ソウル京畿支部のイ・スッキ弘益大分会長は「多くの職業の中で清掃 労働の職業が最も多いと聞いた。90年代前は直接雇用だった清掃労働者を間接 雇用し、中間で搾取している」とし「多くが高齢の女性労働者だが、まともな 休息の空間もない。その上、賃金を減らすため10時間働かせ、7時間の賃金しか 支払わない」と清掃労働者の劣悪な労働条件を説明した。

イ・スッキ分会長は「われわれは幽霊ではなく人間だ。階段の下ではなく、ま ともなシャワー室と休憩室が必要だ。こうした悪条件を変えるために労組を作っ たところ、解雇されたので戦った。労組がないビルと学校の多くの清掃労働者 と共に力をあわせる」と明らかにした。

人権運動サランバンのミンソン活動家は「清掃労働者の雇用不安と劣悪な労働 条件が社会の関心事になったが、この関心が同情ではなく、労働条件を根本的 に改善するものにしなければならない。キャンペーン団は4月から清掃労働者の 労働環境実態調査を行い、制度改善方案を検討した」と請願の趣旨を明らかにした。

キャンペーン団は記者会見の後、△公共部門清掃労働者人件費現実化、△最低 賃金法改正、△包括賃金に対する勤労基準法改正、△直接雇用および雇用継承 義務化、△元請の使用者責任拡大、△休憩空間設置義務化、△清掃業に対する 産業安全保健法適用を含む書類を国会に提出した。

公共労組のリュ・ナンミ未組織非正規局長は、「寒い冬、とても冷たい水道水 の季節になる前に、清掃労働者を応援する10万輪のバラを集め、市民の意志を 示そう。署名運動の結果は、国会と青瓦台に伝える計画だ」と10万輪バラ署名 運動の趣旨を明らかにした。10万輪バラ署名は、12月31日まで、オンラインと オフラインで進める。10万輪署名運動に参加する人は 'http://blog.naver.com/babrose'で署名用紙を受け取ることができ、アゴラ 署名も同時に行う。リュ・ナンミ局長は「家族と友人、ツイッターとFaceBook でも伝えてほしい」と頼んだ。

▲清掃労働者を応援する10万輪バラ署名運動を進める記者会見参加者

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-09-30 07:06:08 / Last modified on 2011-09-30 07:06:10 Copyright: Default

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