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韓国:弘益大1年、相変らず『解雇』は進行形...『複数労組』混乱も
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弘益大1年、相変らず『解雇』は進行形...『複数労組』混乱も

弘益大、延世大、慶煕大、梨花大などに『御用労組』設立、現場は混乱

ユン・ジヨン記者 2012.01.10 20:31

昨年1月、49日間の闘争で清掃労働者問題を社会的に公論化した弘益大闘争が 1年をむかえた。

2011年早々、集団解雇された弘益大清掃労働者の闘争は彼らの低い賃金、劣悪 な勤務環境などが公開され、一瞬にして2011年序盤を熱い雰囲気にした。SNSを 通じた各界各層の連帯も新鮮な文化として定着した。この闘争で弘益大の清掃 労働者は全員雇用継承を実現し、時給と食費、名節賞与金値上げなど勤務環境 改善を引き出した。

だが弘益大闘争から1年経った今、まだ社会のあちこちにいる清掃労働者たちは 一方的な解約で新年早々、路上に追いやられている。昨年7月1日、複数労組の 施行以後、弘益大をソウル地域大学に御用労組が設立され、既存労組に対する 破壊工作も行われている。

[出処:チャムセサン資料写真]

相変らず新年から『集団解雇』される清掃労働者

12月31日午後8時頃、教員大所属の用役清掃員2人は西大門区独立門ロータリー 高架道路の橋脚で高空籠城に突入した。彼らが高空籠城に突入した理由は、 復職の約束履行を要求するためだった。

教員大清掃労働者15人は2011年1月1日、弘益大解雇事態と同時期に集団解雇さ れた。彼らはすぐテント座り込みに突入し、用役業者側は解雇者の順次的復職 を約束した。だが学校側は用役清掃員人員を減らし、解雇された清掃員の場に 日雇いを採用するなどで復職を妨害し、解雇労働者は現在も復職の約束履行を 要求して戦っている。

1月3日には法院清掃労働者6人の解雇が発生した。法院労組によれば、解雇され た労働者は用役業者に雇用され、長くは5年以上、法院庁舎の清掃をしてきたが、 今年の初めに理由なく解雇されたという。特に、解雇労働者は民主労総に加入 して組合員活動をしてきたため、労組は労組活動による『標的』の疑いを提起 している。

清州大学校でも新年早々、清掃労働者解雇の知らせが聞こえてきた。清州大の 下請業者M社は、1月6日、清掃労働者のチェ某氏に「2011年6月、清州大学校が 実施した清掃用役入札関連の現場説明書により、2012年に65歳を超えるチェ氏 を解雇する」とし、勤労契約終了を通知した。清州大学校は6月、2011年新しい 清掃用役業者の選定で12月末で1人が退職するとし、清掃用役職員を30.5人と 計算した請負予定金額を提示している。

だが清州大学校の清掃労働者が2010年に締結した団体交渉では、定年は67歳と 規定されており、業者と学校は団体協約の定年規定に違反しており、整理解雇 を断行したという非難に苦しんでいる。特に労組は「清掃清掃員と法的に雇用 関係が形成されていない元請の指示によるものだという点で違法の余地がある」 とし「今回の不当解雇事態は本当の社長である清州大学校が責任を取らなけれ ばならない」と主張している。

弘益大など集団交渉事業場4箇所で使用者側主導の『御用労組』設立

民主労総公共労組・ソウル京畿支部に所属する事業場の弘益大、延世大、梨花 女子大、慶煕大では、使用者側による御用労組が設立され、現場の混乱が続い ている。弘益大と延世大、梨花女子大、慶煕大、高麗大の清掃労働者は現在、 集団交渉を行っている事業場で、弘益大と延世大は2011年に解雇撤回と賃上げ などを要求し、闘争を行った。

[出処:チャムセサン資料写真]

7月1日の複数労組の施行で、一番早く御用労組設立の動きが把握されたのは 延世大学校だった。特に延世大は、9月に用役業者が御用労組設立を主導する 文書が発見され、議論を呼んだ。

延世大用役業者の第一ヒューマンスのパク某次長が作成した文書には、労働者 に複数労組設立の必要を感じさせなければならないという内容が含まれ、複数 労組設立時の数の検討、創立総会案、規約案、行政官庁設立申告書申告などの 具体的な事案も含まれていた。そればかりか、労組によれば第一ヒューマンス の管理者が組合脱退書を配るなど、既存組合員の脱退工作をしたという。

現在、延世大学校には既存の民主労総所属延世大分会を含み、3つの複数労組が 共存している。使用者側により2つの複数労組が設立されて300人ほどだった 延世大分会の組合員は200人ほどに減った。

公共労組ソウル京畿支部の関係者は、「7月から8月の間に管理者によって集団 脱退があった後、間けつ的に組合員の脱退が続いた」とし「当時、とても現場 が混乱していたが、現在は内部的に安定期に入った状態」と説明した。

その後、梨花女子大と弘益大、慶煕大でも複数労組が設立された。ソウル京畿 支部の関係者は「だがソウル京畿支部傘下の分会はすべて過半数以上で、これ 以上脱落する組合員もなく、現在は双方とも安定している状態」とし「慶煕大 は現場の管理者が作った御用労組で管理者が労組委員長をしており、弘益大も 闘争の後に一部の正規職を中心に労組が作られ、梨花大では非組合員を中心に 構成された」と明らかにした。弘益大と梨花大の複数労組の組合員は40〜50人 程度で、慶煕大は60〜70人程度の組合員が加入している。

現在のところ、民主労総所属の労組が過半数以上を占めているが、使用者側の 主導で複数労組が設立されただけに、今後の交渉権をめぐる争いについての憂 慮も存在する。これに対しソウル京畿支部の関係者は「使用者側の介入で御用 労組が設立された以上、今後は窓口単一化手続きにより交渉権が制限される 問題が発生するかもしれない」と説明した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-01-11 10:10:27 / Last modified on 2012-01-11 10:10:29 Copyright: Default

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