本文の先頭へ
韓国:ハンナラ、「PD手帳たたき」総攻勢
Home 検索

ハンナラ、「PD手帳たたき」総攻勢

「PD手帳のBSE報道虚偽歪曲」言論統制を予告

イ・ユノン記者 sisyphus@jinbo.net / 2008年06月19日14時06分

韓国「BSE」関連トピック

ハンナラ党がMBCのPD手帳のBSE報道を問題にして、制度的措置の用意とオム・ ギヨンMBC社長を含む関係者の問責を要求するなど、総攻勢に出た。キャンドル デモが静かになった合間を利用して、与党が逆攻勢を開始している局面だ。

ハンナラ党のチョ・ユンソン報道官は6月19日、論評で「キャンドル集会の端緒 を提供した4月29日のMBC『PD手帳』の報道内容が、虚偽誇張報道だったという 事実がわかった」、「放送の公益性の問題が提起されている」と主張した。

米国疾病統制センター(CDC)が6月12日、人間狂牛病と疑われる症状で死亡した とPD手帳が報道したアレサピンスンに対して「人間狂牛病で死亡したのではな い」と発表したことによるもの。チョ・ユンソン・スポークスマンは「MBCは、 言論仲裁委の訂正反論文掲載の決定も守らずにいる」と批判し「責任と反省を 回避し続ければ、公営放送を送りだす資格はない」と追い詰めた。

チョ・スポークスマンは「MBCのPD手帳の報道で、米国産牛肉への否定的な世論 は手がつけられないほど広がり、1か月以上、牛肉問題で国全体が混乱のうずに 巻き込まれ、食卓から牛肉は消え、国会マヒ、政府不信など、国民生活と制度 圏に大きな衝撃と対立を引き起こした」と牛肉政局で離反した民心をPD手帳の せいにしようとする姿も見られた。

チョ・スポークスマンは続いて「今回の歪曲虚偽報道はぜひ是正されるべきで、 こうした恐ろしいことの再発を防ぐためにも、ぜひ制度的な措置が必要だ」と 言論統制の方針を示唆した。

ハンナラ党のチン・ソンホ、キム・ヨンテ議員もこの日、国会政論館で記者会 見をして「PD手帳が視聴者を裏切って真実と掛け離れた歪曲放送をした」、 「MBCのオム・ギヨン社長は対国民謝罪放送と共に自分を含むPD手帳製作関係者 の問責を行え」とオム・ギヨン社長退陣を迂回的に要求した。

チン・ソンホ、キム・ヨンテ議員はこの日、「PD手帳はBSEの危険をいかに歪曲 誇張したか」という題の計8ページ分の資料を提示した。しかし彼らは「米国産 牛肉がBSEの危険があるという指摘をどう考えるか」という質問には「それは私 たちが答える事項ではない」と回避した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-06-21 04:59:54 / Last modified on 2008-06-21 04:59:56 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について