韓国:法務部、アムネスティに「キャンドル集会の公権力は正当」と公式書簡 | |
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法務部、アムネスティ・インターナショナルに「キャンドル集会の公権力は正当」と公式書簡法務部、「調査官の断片的な調査」を主張して調査結果の再検討を要請
イ・コンマム記者
iliberty@jinbo.net / 2008年08月21日17時43分
法務部がアムネスティ・インターナショナルにキャンドル集会での公権力行使 は正当だという立場を公式に伝えた。 アムネスティ・インターナショナルから派遣されたノーマ・カン・ムイコ東ア ジア担当調査官が先月18日、キャンドル集会での警察の公権力行使に対して 「警察は過度な武力を行使し、放水銃や消火器のような非殺傷群衆統制装置を 乱用した」と指摘したことに法務部が問題を提起したわけだ。 法務部は今日(8月21日)、「8月19日(韓国時間)に人権局長名義でムイコ調査員 の立場表明に関し、アムネスティ・インターナショナルの調査の公正性に対す る憂慮を表明する公式書簡をアムネスティ・インターナショナルに伝えた」と 明らかにした。 法務部はムイコ調査官の調査に対して「デモ状況全般の十分な調査なく、一部 の個別事例を一方的な陳述により、断片的に調査した」と指摘し、ムイコ調査 官がキャンドル集会を「平和集会」と規定したことには「調査官が訪問する前 の2008年5月末から6月中、デモ隊は不法な過激、暴力デモを連日続けていた」 とし「最近、法院もデモの過程で暴力を行使した被告に有罪判決を相次いで宣 告している」と明らかにした。 だが法務部の主張と違い、ムイコ調査官が韓国を訪問したときに狂牛病国民対 策会議の関係者はもちろん、国家人権委員会、医療支援団、弁護士、宗教指導 者などと会い、52人の市民にも会った。警察庁、法務部、外交通商部、大統領 府などの政府関係者との面談もするなど、幅広い調査を行ったため、法務部の 主張が正当性を得るのは難しいと見られる。 アムネスティ・インターナショナルは、アイリーン・カン事務総長が李明博大 統領に直接非公開書簡を送り、「韓国で集会と表現の自由が侵害されている」 とし、これに対する回答を要求していたが、韓国政府がこれを無視したため、 緊急にムイコ調査官を派遣して7月4日から2週間、直接調査を行った。アムネス ティ・インターナショナルが定期調査ではない不定期調査官を韓国に派遣した のはこの時が初めて。アムネスティ・インターナショナルの不定期調査官派遣 は、内乱などの紛争地域に限定されてきた。 これに対してムイコ調査官は調査の結果、△警察の過度な武力使用、△恣意的な 拘禁、△デモ隊への標的弾圧、△残忍で非人道的または屈辱的な処遇や刑罰、△拘 禁時の医療措置の不備などの人権侵害事項があったと明らかにし、韓国政府に △市民の人権侵害の主張に対し、即座に公正で独立した、徹底捜査に着手、△人 権侵害加害者の責任追及、△犠牲者への救済策用意などを勧告した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2008-08-23 22:24:17 / Last modified on 2008-08-23 22:24:18 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |