韓国:キャンドルを左派政治革新の契機に | |
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キャンドルを左派政治革新の契機に労働者の力パク・ソンイン中執委員、「2008キャンドル抗争と左派の想像力」討論
ユ・ヨンジュ記者
www.yyjoo.net / 2008年08月19日11時06分
キャンドル情勢において、労働者階級が自身の要求を掲げて自身のキャンドル を持つべきだという主張が提起された。キャンドルは、近寄ってくる巨大な激 突に備えた前哨戦だという判断により、労働者階級が歴史的なヘゲモニーブロッ クの一軸を担うべきであり、階級的に再構成していくべきだという主張だ。 労働者の力のパク・ソンイン中央執行委員は、8月14日に開かれた『2008年キャ ンドル抗争と左派の想像力』の討論で、キャンドル情勢における労働者階級の 役割を診断し、今後の課題を提案した。 今、左派に何が必要か? パク・ソンイン中執委員は問題提起『2008年キャンドル抗争と左派の政治』を 通じて「今、左派に必要なことは『2008年キャンドル抗争』から、左派的な 『想像力』を引き出すこと」と話し、「可能ならその左派的な『想像力』を 『階級』という主体と結合」させなければと主張した。 パク・ソンイン中執委員はキャンドルによって開かれた場を『バリケードのない 解放区』と言及し、「そこには李明博政権も、制度政界も、朝鮮・中央・東亜 の言論権力も、さらにいわゆる運動圏もヘゲモニーを失われた」と話した。 『広場』自体が『直接民主主義』の産室に、勉強会の空間になり、「誰もが 前衛で、誰もが背後で、世代と旗を越え、ただ自発的で水平的な連帯だけがキャ ンドルとキャンドルを繋いだ」と解釈した。 パク・ソンイン中執委員は8月になると「世界史的に例のないオンラインとオフ ラインがリアルタイムでつながる直接民主主義の広場、抵抗と祭りが互いに一 塊になり、主導者の直接参加と対話と行動で、無限に議題が拡張される広場、 そしていかなる直接行動も今の李明博政権と、さらに新自由主義的資本主義体 制そのものを直接ねらうほかはない、そのような広場」を持つようになったと し、キャンドルにより開かれた過程に大きな意味を付与した。 今後、「広場は21世紀の韓国社会において、オンラインとオフラインの緊密で 迅速な連結により、抵抗と祭りの融合で『制度の政治』、『空間の政治』を越 える『機動戦の政治』、『時間の政治』の可能性」を開き、「議題を先導し、 拡張しながら、政治的社会的ヘゲモニーを構築する新しい可能性を現実化させ た」とした。 政治主体の側面で、パク・ソンイン中執委員は「『食べ物の政治化』という政 治の拡張が可能だったのは、まさに10代の女子学生と女性の全面的な登場とい う政治主体の拡張とからむ」と言及した。 パク・ソンイン中執委員は「『BSE牛肉、お前が食え』というしっかりした言葉 でわかるように、国家権力の権威に臆することなく権力の暴力による恐怖の経 験がない、そして自由かつ溌刺とした、堂々たる10代だったから可能だった」 とし、また「女性たちがインターネットで社会的な関係網を形成し、日常的に 負担なく対話しながら、自由かつ多様な情報交換で世代を越える討論をしてき たから可能だった」と指摘した。 労働者はなぜ引っ込んでいるのか パク・ソンイン中執委員は、新しい主体の登場と較べ「労働者と労働運動がキャ ンドルに当惑したり、もじもじしたり、空しがってばかりいる」と喚起して、 「新自由主義地球化/世界化は、人間の生を生産の領域だけでなく、生活と消費 の領域、さらに生命そのものも破壊している。労働者においては生産の領域と 消費・生活の領域は、相変らず分離している」と診断した。 明博山城前での暴力/非暴力論争とアゴラでの対話と討論を事例として上げる中 で、パク・ソンイン中執委員は「このキャンドルの広場に、この新しい民主主 義の実験に、労働者階級が階級的主体として登場していない」点に注目した。 非正規職労働者、移住労働者、障害者、女性労働者、女性農民などが一つの階 級的主体として、この広場に立つことも出来なかったという指摘だ。 『憲法第1条』に関し、パク・ソンイン中執委員は「大韓民国を民主共和国とし て再構成する試みの中で、階級はキャンドルを階級の政治に、積極的に、攻勢 的に、躍動的に、再構成していかなければならない」とし「一方では国家主義 という枠組みを越え、全地球的水準で解釈されて実践される必要がある。他方 では、さらに階級的に、さらに急進的に解釈され、実践される必要がある」と 主張した。 続いてパク・ソンイン中執委員は、キャンドル情勢で労働者階級が相変らずた めらっている理由を問い、「労働者階級はこのキャンドル情勢で自身たちの要 求を掲げて自分たちのキャンドルを持たなければならない... 現場の問題をキャ ンドルの広場にのせて飛ばさなければならない。このキャンドルの政治で棄権 してはいけない」と訴えた。 加えて「新しい主導者との連帯の中で、また新しい領域として議題を拡張し、 キャンドルを階級的に再構成していかなければならない」とし「キャンドルの 想像力の中に、その政治的、文化的な想像力に階級は接続しなければならない」 と主張した。 キャンドルの想像力に階級が接続せよ パク・ソンイン中執委員は、広場の政治において左派が果たすべき役割につい て「オンラインとオフラインを行き来して、瞬間ごとに理論と実践の緊張を創 り出し、集団知性を形成する双方向の公論の場を用意」しようと提案した。新 しい急進的主導者との対話と連帯のために「生産の領域だけではなく、生活と 消費の領域まで含んで議題を生産し、主導する左派的専門性を備えなければな らない」という提案だ。 引続きパク・ソンイン中執委員は、「このすべての試みは反資本社会化と直接 民主主義・労働者民衆統制を結合」させる方向に進むべきで、「この中で左派 は政治的活力を新しく復元し、能力のある準備された政治的主体として立たな ければならない」と付け加えた。 パク・ソンイン中執委員は「2008年のキャンドルを絶対化する必要はないが、 左派政治運動の革新の契機」として受け入れようと提案し、「その革新の結果 が『階級政党』だ」と主張した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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