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韓国:ハンナラ党、「キャンドル反対集会」に組織動員の疑い
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ハンナラ党、「キャンドル反対集会」に組織動員の疑い

現代グループも動員の疑い..「現代OB集まれ」携帯メールメッセージ散布

イ・ユノン記者 sisyphus@jinbo.net / 2008年06月10日16時39分

ハンナラ党は6月10日の米国産牛肉反対キャンドル集会に対抗して、保守団体が 主導する反対集会に党員を組織的に動員しているという疑惑が提起された。

統合民主党のチャ・ヨン報道官はこの日の午後、国会政論館での記者会見で 「ハンナラ党浦項市南区鬱陵邑党員協議会と浦項地域の20ほどの社会団体がこ の日、ソウルの大学路で開かれる愛国国民実践決意大会出席のために党員と会 員をバス約30台に乗せ、午前11時頃いっせいに出発した」と発表した。浦項市 南区鬱陵邑党員協議会は、この地域で当選したハンナラ党のイ・サンドク議員 が委員長として在職中だという。

チャ・ヨン報道官は「ハンナラ党所属市会議員の主導で各邑面洞ごとにバス1〜 2台を配置し、党員と住民を動員している」、「浦項市議会ボサ産業委員会も今 日予定されていた見学の日程を変更し、ハンナラ党所属市会議員全員が今日の 集会に参加することにした」と組織動員現場の写真を公開した。

▲浦項総合運動場前にバスをとめてキャンドル反対集会出席人員を動員している[出処:統合民主党]

この他に「元現代商業役員に『汎現代OB同友会、今日5時市庁前に集結』という 携帯メールメッセージがきたという情報提供が入った」とし、現代グループの 組織動員の疑惑も提起した。

チャ・ヨン報道官は「対抗してキャンドルを消そうとするハンナラ党政権の不 純な意図が赤裸々にあらわれた」、「キャンドル集会に込められた民心を完全 に理解するという大統領の発言が完ぺきな嘘だったという事実が確認された」 と憤慨した。

特に「6月抗争21周年をむかえる今日、世論操作で民主化の熱気に冷水を浴びせ た独裁政権の態度を踏襲するハンナラ党の旧時代的態度に絶望せざるをえない」 とし「もし今日の集会で不祥事が生じたり、国民的対立が広がれば、その全責 任はハンナラ党政権にあり、ハンナラ党は党次元の組織動員の疑いを一つ一つ 釈明して国民に謝罪しなければならない」と話した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-06-12 03:06:28 / Last modified on 2008-06-12 03:06:29 Copyright: Default

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