韓国:李大統領「FTAと韓米同盟のために米牛肉を輸入」 | |
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李大統領「FTAと韓米同盟のために米牛肉を輸入」「好きでも嫌いでも牛肉交渉は避けられないと考えた」
キム・サムグォン記者
quanny@jinbo.net / 2008年06月19日15時53分
李明博大統領が韓米FTAと韓米関係改善のために牛肉交渉を推進したと6月19日、 公式に認めた。 「米国との関係回復をさらに遅らせることができなかった」 李大統領はこの日、大統領府で開かれた特別記者会見で「米国産牛肉の輸入を 拒否し続ければ、韓米FTAの年内処理の可能性は殆どないと考えた」とし「好き でも嫌いでも牛肉交渉は避けられないと考えた」と米国産牛肉全面輸入決定の 背景を語った。 彼はまた韓米FTA締結による経済的効果に言及して「大統領として、この絶好の 機会(韓米FTA)をのがしたくなかった」とし「何の努力もせず、機会の門が閉じ られるのを傍観していられなかった」と付け加えた。 また李大統領は「我が国は4大強国に囲まれた世界唯一の分断国で、その上に北 朝鮮の核の危険が頭上にある」とし「安保の側面でも米国との関係回復はさら に遅らせることはできなかった」と、牛肉交渉が韓米同盟強化のための選択だっ た点も認めた。 李大統領はこのような牛肉交渉の背景を説明しつつ「それで食卓の安全への国 民の要求をきちんと推し量れなかった」とし「自分よりももっと子女の健康を 心配するお母さんの心を細かく考えることができなかった」と話した。 続いて彼は「国民がどう結果を受け入れるのか、また国民が何を望むのか、よ く考えるべきであった」とし「私と政府はこの点について骨にしみて反省して いる」と遺憾の意を伝えた。 「国益と未来を考えないわけにはいかず『追加交渉』」 この日、李大統領は「骨にしみる反省をしている」とし、深々と頭を下げた が、再協議不可というこれまでの立場からは一歩も退かなかった。 ただし、李大統領はこの日自ら「これまで国民の皆様は米国との再協議を要求 してきた」と「再協議」が全国民的な要求だったことを認めた後、「政府は再 協議の困難しか説明せず、こうした態度が国民の皆様にまるで政府が国民の意 思に従わないように映ったようだ」と怒る民心をなだめる姿を見せた。 それと共に李大統領は全国民的な再協議要求を受け入れない理由をこんこんと 説明した。 彼は「国内問題なら、すでにそう(再協議を)していただろう。私の政治的立場 だけを考慮すれば躊躇せず受け入れただろう」、「大統領の国政支持度が急激 に落ち、あらゆる非難の声が聞こえるのに私がなぜ我を張るだろうか」と話した。 それと共に李大統領は「私が『再協議をする』と宣言すれば、当分は困難をま ぬがれることもできただろう」とし「しかし私は大統領として国益を守り、未 来を考えないわけにはいかなかった」と吐露した。 米国側に再協議を要求して「国際社会で信頼まで失えば未来がない」というの が李大統領の主張の要旨だ。李大統領は「国民の健康権を守り、経済に悪影響 を及ぼさない方法として、政府は追加交渉を選択した」とし「国民の皆様がこ うした事情を深く理解していただければうれしい」と訴えた。 「大運河、国民が反対なら推進しない」 この日李大統領は、牛肉問題の他にも韓半島大運河と貨物連帯ストライキ、 そして人的刷新問題などにも立場を明らかにした。 李大統領は議論が続く韓半島大運河問題に関して「大統領選挙の公約だった大 運河事業も、国民が反対するのなら推進しない」とし「どんな政策も民心がな ければ成功しないことをまた一度切実に感じた」と話した。 また貨物連帯ストライキに関して「ストライキが長く続き、経済に決定的打撃 を与えるのなら、その被害は勤労者を含み、国民の皆さんにそっくり戻ってく る」とし「今は企業も政府も勤労者も、みんな一歩ずつ譲歩して苦痛を分担し なければならない」と明らかにした。 李大統領は、人的刷新問題には「大統領府秘書陣は初心から大幅に改編し、内 閣も改編する」とし「最初の人事に対する国民の痛い指摘を謙虚に受け入れて、 国民の目の高さに不足がないように人選に最善を尽くす」と話した。 一方、この日、李大統領は記者会見の冒頭に「去る6月10日、光化門一帯がキャ ンドルで明るくなったその夜、私は大統領府の裏の山にのぼり、果てしなく続 くキャンドルを見た」とし「デモ隊の叫びと共に、私がずいぶん前からよく歌っ た『朝つゆ』の歌声も聞いた」とも語った。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2008-06-21 05:02:12 / Last modified on 2008-06-21 05:02:13 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |