韓国:鎮圧しても鎮圧しても、市民は道路に | |
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鎮圧しても鎮圧しても、市民は道路に[8日07:00]一部の市民が市庁横の道路で座り込み継続
特別取材チーム/ 2008年06月07日16時58分
警察の鎮圧作戦が始まり、最後まで道路に残っていた清渓広場側の一部の市民 も、すべて歩道に押し上げられた。 警察は午前6時10分頃、対峙していた市民に急に横から戦闘警察を投入し、全員 て解散させて市庁方向に押し出した。この過程である男性は警察が激しく振り 回した盾が頭にあたって倒れた。大怪我をしたものと推定される。 ▲この日のキャンドルデモ参加者は光化門李舜臣銅像前で激しい攻防を繰り広げた。 ▲8日午前5時頃から警察はデモ隊の解散を始めた。 いっせいに駆け込んできた戦闘警察の1人が倒れ、医療奉仕団がこの戦闘警察を 見るという光景もあった。医療陣は倒れた戦闘警察の状態を見た後、警察に引 き渡した。 警察は急いで歩道と車道の間に隊列を作り、また市民が道路に出ないようにし た。歩道に追い詰められた市民は「暴力警察退け」、「オ・チョンスを拘束し ろ」などのシュプレヒコールをあげて警官に抗議した。市民がいなくなった道 路の上は、清掃車を筆頭に車両通行が再開された。 歩道に押し出された市民はソウル市庁広場に戻り、互いの状態を確認して肩を 叩きあっいる。一部の市民はテントで休息に入ったが、市庁広場そばの道路を 一部の隊伍がまた占拠し、午前7時現在、座り込みが続いている。 市庁と徳寿宮の塀の間の道路を占拠し、光化門交差点方向に向かって座ってい た市民たちは、またプレスセンターの前まで進出し、座り込んで歌とスローガ ン、自由発言などを進めている。 ▲光化門交差点で警察が鉄パイプを振り回したとして連行している。 また強制鎮圧... 光化門に警察兵力投入 明け方5時頃に投入された警察兵力により、光化門の世宗路交差点にいた市民 たちは現在ほとんどが歩道に押し上げられた。 これに先立ち、明け方4時頃に戦闘警察バス一台の青いフェンスを壊した市民は、 ロープでバスを引いて一台を斜めに引き出すことに成功した。フェンスが取り 払われた後、バスの屋根に上がったある市民は、多くの人々が見守る中で戦闘 警察に取り囲まれて盾で首などを容赦なく殴打された後に連行された。この光 景を目撃した市民の怒りは極に達し、怒った市民によって、戦闘警察バス一台 が引きずり出され、このスキ間で一時、戦闘警察と市民が直接衝突した。 この過程で戦闘警察がバスのスキ間で振り回した盾とこん棒で多くの市民が怪 我をして血を流しながら医療奉仕団の助けを借りて乗せられていく姿も目撃さ れた。警察は市民が戦闘警察バスを引き出した場を他の車両でふさぎ、無理な バックを試みて後方の市民を危険な状況にした。 市民がもう1台の車両を引き下ろし、ロープを縛って引いていると、やがて警察 兵力が大韓教育保険ビル側から大挙投入された。明け方5時を少し過ぎてから戦 闘警察があふれ出し、市民たちは「ゆっくり、ゆっくり」と叫びながら逃げた が、10分ほどでほぼすべての参加者が歩道に押し上げられた。 ▲警察の盾にあたり、血を流している市民。 道路を押してきた真っ黒な戦闘警察は盾をたてて大きな声で叫びながら、鍾路 方面とソウル広場方面へと市民たちを押した。この過程で市民と警察の小競合 い、悲鳴の声で、この一帯は修羅場になった。あちこちで盾とこん棒を振り回 し、携帯用ハロン消火器を噴霧する戦闘警察の姿が見られた。 ▲警察は歩道に市民全てを押し出したが市民たちは解散せず警察と対峙し続けた。 戦闘警察が去った世宗路交差点には救急車がサイレンをならしながら到着し、 あちこちから医療陣を呼ぶ悲鳴も聞こえている。「暴力警察退け」と叫んで少 しずつまた道路に出ようとする市民と戦闘警察の間で大小の小競合いも続いて いる。 警察はまだ清渓広場前の道路に残っている参加者と対峙し、解散を推奨してい る。鍾路警察署長は明け方5時30分頃「道路を占拠して車両を傷つける行為はい かなる場合も正当化できない。今すぐ解散しなければ検挙する」という警告放 送をした。残った市民を対象として2回目鎮圧作戦がまもなく行われるものと見 られる。 現在、連行者と負傷者の規模は正確に把握されていないが、少なくない市民が 怪我をしたり連行された。連行者の中には15才の青少年も含まれているという。 「大統領府」を放棄しない市民たち 光化門の世宗路交差点に集まった市民の数は、警察の消火器乱射にも減らずに いる。現在数万人の市民が午前3時30分をすぎた今も李舜臣将軍の銅像前で戦闘 警察バスの車壁をながめながら警察と対峙している。 警察の消火器乱射に激昂した市民が車壁の向こう側に水の瓶を投げたりもした が、戦闘警察がすぐこれをまた市民に向かって投げ、悪口の応酬があるなど、 警察と市民の対立はかなり悪化している。バスの上の戦闘警察が切断機のよう な工具を大きな音をたてて打ち下ろして威嚇、市民が極度に怒っている。一部 の市民は近くの工事現場から水道ホースを引き、バスの上の戦闘警察に放水し たが、水の勢いが弱くて逆に警察の消火器の洗礼を受けた。 警察は二時間前から引続き「今、皆さんは非暴力を主張しながら暴力デモを続 けておられます、直ちに不法行為を中断して下さい」という警告放送をしてい る。「皆さん、多くの報道機関と市民が皆さんを見守っています、暴力を中断 して平和に意見を主張して下さい、皆さんの集会は絶対に非暴力ではなく、誰 の支持も受けることができません、言葉と行動が一致する姿を見せて下さい」 などの内容だ。市民は警告放送のたびに警察に野次を飛ばしている。 警察ははぎ取られた戦闘警察バスの窓から、引続き消火器を噴霧すると同時に、 市民の接近を盾で防いだ。消火器の粉をかぶった市民はマスクをかけて「よい しょよいしょ」という号令に合わせて戦闘警察のバスをロープで引いている。 対峙状況の付近に医療奉仕団が負傷者を探す姿も見られる。一時間ほど前から 戦闘警察バスの後方に二台の散水車が到着したという知らせがあり、一部市民 は雨具を取り出して着ている。午前3時40分現在、隊列の後方からのりまきを配 る市民が「われわれは無敵ののりまき部隊だ」と書かれたゼッケンをつけてバ イクで到着し、参加者たちにのりまきを配っている。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2008-06-08 21:20:43 / Last modified on 2008-06-08 21:20:45 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |