本文の先頭へ
韓国:世宗路は車の壁でがちがち
Home 検索

世宗路は車の壁でがちがち、「不法駐車の車をどかせ」

[4、5信:4日00:20]警察、無理な車両通行の試みに市民が反発

特別取材チーム/ 2008年06月03日23時10分

6月4日午前0時20分現在、世宗路交差点では市民が「暴力警察は退け」叫んで キャンドル集会を続け、午前0時50分現在そろそろ終わろうとしている。

集会に参加した市民は少しずつ散り、警察は無理に世宗路交差点への車両通行 を試みた。こうした警察の動きに対してある市民が抗議し、車両を通行させて いた警察が市民に怒った。市民はこれに強く抗議、警察が市民の頭を殴るとい う事件が発生した。この状況を見た市民が駆け寄り、市民の頭を殴った警察は 矢のように逃げた。

▲市民が強く抗議、警察が市民の頭を殴る事件が発生した。市民たちに囲まれた警察官.

駆け付けた500人ほどの市民はまた世宗路交差点を封鎖し、「李明博は降りてこ い」を叫び始めた。当初、警察は車両を通行させるために乗用車一台が通れる 暇を開けたが、市民が集まるとその暇をまた戦闘警察バスで防いだ。その後、 警察は「警察は皆さんを鎮圧しようとしているのではなく、車両を通行させよ うとしている」とし、市民が歩道に上がることを要求した。

しかし市民は「不法駐車の車をどかせ」と叫び、警察の対応を批判している。

▲市民らは不法駐車レッテルを戦闘警察バスに付けて「不法駐車の車をどかせ」と要求した。

[4信:3日23:00]警察、車壁の上でこっそり採証、市民が抗議

警察庁前で「オ・チョンス警察庁長官即刻辞任」を要求した市民は、また後に 回って全車線を占拠し、世宗路へとデモ行進を進めた。午後10時頃、世宗路交 差点に到着した市民は大統領府方面で囲まれている戦闘警察バス壁の前で「李 明博は退け」と叫んでデモを続けている。一つでは市民らの楽しい歌公演が続 いていたりもする。

戦闘警察バスの上に警察は、小さな穴からカメラを出して市民を採証している。 これに対して市民は「不法採証を中断しろ」、「不法駐車の車をどかせ」と叫 んで抗議している。

▲致命的な習慣「不法駐車」

警察の再封鎖は大統領府に通じる小さな路地まですべて塞ぐなど、緻密に進め られている。警察は、世宗文化会館の後に入る小さな路地まで戦闘警察バス二 台を斜めにとめてふさいだ。これに対して市民は「なぜこの小さな路地まで防 ぎ、市民の通行を妨害するのか」と抗議し始めた。市民の抗議は、通行権から 31日の警察の暴力事態に拡張した。

市民は戦闘警察が軍靴でソウル大学生の頭を踏みにじったことを「なぜ軍靴で 踏むのか」、「なぜ女子学生を殴るのか」、「殴った人を呼べ」と警察責任者 らしい人に抗議をし始めた。ずっと口を閉ざしていたこの警察責任者はそのま ま場を移動した。

午後11時現在、5千人ほどの市民は世宗路交差点でキャンドル集会を続けている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-06-06 23:13:58 / Last modified on 2008-06-06 23:13:59 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について